現代社会を生きる男女にとって恋愛の優先順位は「物欲」よりも下。
スマホを使ってLINEやインスタ、Twitterで好きな事を語れる人とつながっていればそれで満足。
自分らしい生き方に共感してくれる人たちとつるむ現代人の新しい恋愛の形とは?
目次
恋愛よりも人間関係よりも大事な「自分の時間」
当サイトでもよく検索されて読まれている記事は、彼女がいらないと言う男性の本命彼女になる方法を解説した記事。恋愛なんて自分を犠牲にすることをやる意味がない、それが恋愛離れの1つの原因と言われています。
- 1人でも寂しくない
- 1人でも生きていける
- 1人でも楽しいし満足
そんな若い男女が増えているため、恋愛離れというよりももう「人間関係離れ」と言った方が良いんじゃないでしょうか笑
スマホがあればYouTubeやNetFlix、Hulu、Amazon Prime Videoなんかで充実した毎日。Twitterで適当に趣味友達を作ってつぶやいて、いいねしたりリツイートしたりリプ送り合って仲良くなっていれば満足。インスタで好きなモノや自撮りの写メを上げていれば承認欲求も満たされる。
何よりも恋愛をするって面倒くさい!!!

- 出かける時いちいち浮気してないか気になる
- 異性と仲良くするだけで嫉妬されたりしたり
- 自分の時間やお金を犠牲にしてまでデート
- お相手に合わせてあげないといけない
- 自分が好きなことができない!!
自分もお相手に対しても、こういう恋愛ならでは感情のうねりが「めんどくさい」と思ってしまう。人間関係そのものに億劫なのに恋愛なんてもっと面倒くさいと思ってしまうのは当たり前ですよね。
そういう経緯があるなかで「草食系男子」なんて言われるとますます女性へアプローチする男性が減ってしまいます。
自分らしく生きることで恋愛に活路を開いている新世代の若者たち
2015年あたりに恋愛離れと言われたのももう過去の話。現在はどうなっているのかというと、少しずつ恋愛を楽しむ男女が増えてきています。
楽天オーネット 2019年 「新成人の恋愛・結婚に関する意識調査」より
新成人の男女にアンケート調査した結果を見てわかるとおり、2017年以降30%を超え2019年も30.1%と2008年〜2016年まで続いた「恋愛離れ」は解消の兆しを見せています。
どうして解消の兆しを見せているのでしょうか?
スマホで1人で生きていけるようになっているのは変わりませんが、そのスマホが恋愛離れを解消する一助になったと考えることができます。
楽天オーネット 2019年 「新成人の恋愛・結婚に関する意識調査」より
その証拠に、2018年以前と比較し「ネット(SNS)で知り合った」男女が大幅に増え、「SNS で知り合った異性との恋愛はあり?」という質問には43.5%が「あり!」と2018年比で4%以上も多くの男女が答えています。
自分らしさを実現する世代が見出した恋愛の新しいカタチ
新成人になる彼らは高校入学の2014年に「アナと雪の女王」が公開され「自由に自分らしく生きる」という価値観を強く持っています。男女平等やジェンダー論に常に触れ続けていることからも「生き方」を強く意識する世代。草食系、肉食系といったカテゴライズされたモノ扱いから解き放たれ「自分らしさ世代」とも言える彼らはスマホを活用し「自分らしい生き方」を実現しつつあります。
自分が好む事・モノに共感してくれる、自分らしい生き方に共感してくれるお相手が見つかれば恋愛に対しても積極的になれる若者たちの様子が見てとれます。
人間関係も恋愛もベースにあるのはSNSなどの「自律型コミュニティ」
インスタグラムやツイッターなどのSNS利用率はすでに90%を超えて、社会のインフラの1つとも言える状況になっています。
彼らは一体どういったコミュニティに自分の居場所を作っているのでしょうか?
従来のコミュニティ
- 学校の同級生
- 職場の同僚、先輩
- 彼らの知人友人など
このように従来型コミュニティは「所属」に縛られる「所属型コミュニティ」でした。それぞれの「所属」する組織では自分の「顔」を持ちながら組織に合った自分を演じる必要があります。なにせ、所属する組織は自分のモノではなく誰かが管理しているモノなのですから。このように「自分らしさ」を犠牲して参加するのが「所属型コミュニティ」の特徴です。
現代のコミュニティ
- 趣味・関心をもとに集まる人たち
- 地域・学校・職場も関心事項の1つに過ぎない
- ありのままの自分らしさを出せるかどうかが重要
現代型のコミュニティは所属型コミュニティに対して「自律型コミュニティ」と言えるものです。スマホ(=インターネット)の力を最大限活用し集まった人たちの「関心」によって自然発生的に成り立ちます。そこには地域・学校・職場という関心もあれば、音楽やアニメ、映画などの趣味も含まれます。
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SNSは自然と同じような趣味嗜好の人たちは同じコミュニティに集まるように作られており、この「自律型コミュニティ」に無くてはならないものです。そして、重要な事は「自分らしさを出せるかどうか」でコミュニティから抜けたり所属したりを自由に選ぶことができるということです。「自分らしさ」を実現できることこそが「自律型コミュニティ」が若者に広く支持され90%を超えるSNS利用率を叩き出している理由の1つと言えます。
恋人とSNSで知り合った人たちが増えていることこそが自律型コミュニティ社会の到来を証明している
1人でも生きていける、という言葉の裏にはこういった「自分らしさ」を実現できる自律型コミュニティ社会の到来が根本にはあるのではないでしょうか。
決して本当に1人だけで生きていけるわけではなく、彼らは1人でも寂しくないと思える新しいカタチのコミュニティに参加しているんです。それは従来型の所属型コミュニティとは全く異なったものだからこそ、まるで現代の若者は家に引きこもり1人で生きているように思えてしまう。そんな世代間の意識格差が見てとれます。
恋愛離れではなく所属離れ
と言い換えるとしっくりくるような気がするんです。
組織に所属していたからこそ巡り合えたお相手と恋愛する機会は減っていますが、そのかわりに自律型コミュニティで出会ったお相手と恋愛する機会は増えています。
私はオーネットの調査結果を眺めていて、自分たちの足で歩きだした若者たちの恋愛をこれからも応援していきたいと強く思い直すきっかけになりました。
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SNSのようにネットを活用して趣味でつながることができるアプリが「タップル」です。
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