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蛙化現象とはどういう意味?両想いになれない恐怖・・・深層心理解説、解決策はある?

やる気OL

元キャバ嬢時代にダメンズと散々付き合って負の恋愛経験を積んだ女。 今はお昼の企業に就職して社内恋愛の末素敵な彼氏をゲット! ダメ恋愛を抜け出す方法・自分を変える方法を発信します。

蛙化現象って知っていますか?好きな男が自分に振り向いたら、途端に興味をなくすあの現象のことです。

私自身も経験がありますし、最近親友がまさにその状態に陥っていました。蛙化現象が頻繁に起きる人は、今後恋愛なんかできないんじゃないか?と不安になっているでしょう。

しかし、私も元々蛙化現象を抱えて悩んでいましたが、ある方法で克服したんです。

今回は蛙化現象の意味と原因となる深層心理や克服する方法を解説します。

蛙化現象の意味とは?

まず蛙化現象って?という人のために、言葉の意味を知っておきましょう。言葉の意味を理解することは、自分の心理や背景への理解につながります。

好きな男性が自分を好きになったら興味を失う現象のこと

蛙化現象とは、好きな男性が自分を好きになったら興味を失う現象のことです。別名「カエルの王子様症候群」ともいいます。

あんなに憧れていた先輩なのに、いざ告白されたら冷めた…そんな経験ありませんか?好きな人が急にキモく感じる、告白された時だけじゃなく、付き合い始めてからも感じる人がいます。

蛙化現象の由来は童話”カエルの王子様”

どうして蛙化現象と呼ばれるようになったか、ルーツはカエルの王子様という童話にあります。

童話のあらすじはこうです。

ある国の王女様が、池にマリを落として困っていました。そこにカエルが現れて、城に自分を連れ帰り、ベッドで一緒に眠ることを条件に、マリを拾ってきてくれると提案します。王女は条件を飲むのですが、カエルからマリを受け取ると、約束を守らずに一人で城に帰ってしまいました。
怒ったカエルは父親の王様に約束の件を話し、王女に約束を守るようにいいつけます。カエルと一緒に寝たくない王女は嫌悪感で、カエルを壁に投げつけました。その瞬間魔法が溶けて、カエルはイケメンの王子様に変身。二人は結婚して幸せに暮らしました。

童話自体はハッピーエンドなんですが、この童話を元にして蛙化現象という言葉が生まれたそうです。

この物語は醜いカエルの魅力に気づく、というストーリーですが、現実は逆ってことですね。

素敵な王子様だと思っていたら、カエルだったと気づいてしまった。それが蛙化現象の由来です。

蛙化現象が起きてしまう深層心理

どうして蛙化現象が起きてしまうのか?深層心理的に解説していきます。

この記事を読んでいる女性は、「自分はもう恋愛できないじゃないか」と恐怖を感じているでしょう。克服法を読む前に、自分の心理を理解して欲しいんです。なぜならあなたの深層心理こそ、蛙化現象を引き起こしている原因だから。

原因を特定してから解決策を考える、それが問題解決の基本です!

恋愛経験が少なく関係の変化を恐れる

交際の経験が少ない女性は、蛙化現象を味わうことが多いです。恋愛経験がないので、今までの関係性が変わることに恐怖を感じます。

人間には潜在意識と顕在意識があることはご存じでしょうか?

実は私たちの日頃の行動は、潜在意識が支配しています。呼吸や内臓の動きなど、私たちが”当たり前”にしている行動は、全て潜在意識の領域です。潜在意識は変化を嫌う傾向があります。つまり、片思いから両思いになると、関係に変化が起きますよね?潜在意識的には、この変化が嫌なんです。潜在意識の役割は安全・安定、つまり”死なないこと”。環境の変化は、人間の生命維持に影響をもたらします。そのため、潜在意識は変化を嫌い、現状維持を好むんです。

恋愛経験がない人は、片思いから両思いへ関係変化したことがないので、潜在意識が「両想いはやばいよ!危ない!」と判断してしまいます。結果的に、男性の魅力を感じず、嫌悪感すら感じてしまう蛙化現象を引き起こすのです。

相手を振り向かせた事で満足してしまう”恋愛への憧憬”

恋愛に過剰な憧れを抱いている人も、蛙化現象を起こしやすいです。片思いしている時って、相手のことなんでも受け入れられますよね。

極端な話をすれば、社会の窓が空いていても「可愛い」とか思ちゃうわけです。これは好きというよりは憧れや、恋愛自体に対しての憧憬の感情が働いています。両思いになれば、相手と距離が近くなるので、憧れが壊される可能性がありますよね。片思いが一番楽しい、これは本当です。

蛙化現象を起こす女性は、片思いをしているのが好きなだけ。振り向いたらゲームは終わりで、憧れの期間が終わってしまいます。過剰に恋愛に期待したり、相手の男性に憧れてしまう人は、この理想が壊されることを恐れて、相手がキモく感じてしまうんです。

自己評価の低さから”自分を好きになるなんて”と冷める

自分を好きじゃない人も、蛙化現象を起こしやすいです。

深層心理的には、片想いの間は相手を憧れの人としてある意味高みに見ており、”手の届かない存在”と思っています。

しかし、いざ彼があなたを好きになったら?「こんな私を好きになるなんて、大した男じゃないのかも」と思ってしまうんです。相手の好意を素直に受け取れず、否定的に捉えることで、嫌悪感が湧きます。

自分が好きじゃないために、自分を好きになる人も嫌いになってしまう。自己肯定感の低さから、自分への好意を素直に受け取れません。

男性に対しての”過剰な憧れ・神聖化”

付き合ってから相手に冷めるタイプの人は、男性に対して神聖化をしている傾向があります。片想いの時は、相手を過剰に良い男だ錯覚してしまいますよね。まさにあばたもエクボの状態です。

しかし付き合ってみたらどうでしょう?素敵な人だと思っていたのに、意外とメールしてくれない、寝顔がブス…一気に冷めることがありますよね。

蛙化現象は、付き合ってからも起こります。交際が始まった後に冷めてしまうタイプの人は、そもそも理想が高いタイプです。理想の恋愛とのギャップを感じて、カエルの王子様症候群を引き起こしてしまいます。

トラウマ・不信感による”破壊行動・回避行動”

過去にトラウマがあったり、男性不信の人に起こりがちなのが、破壊行動や回避行動です。幸せになると「終わりが来る」のが怖いために、自ら幸せを壊す、または幸せになること自体を拒否する深層心理。

片想いの相手が告白されて幸せを感じると、瞬時に脳が「付き合ったら終わりが来るぞ」とネガティブ思考を発動します。不幸な結果になると、心が深く傷つきますよね。結果的に不幸な結果を避けるために、好きなはずの相手に対して嫌悪感を抱くわけです。幸せになりたいのに、傷つかないために幸せを壊す。すごく不思議な現象ですが、この状態に陥っている女性は多いです。

この心理に陥る原因は、恋愛で傷ついた経験やトラウマと言われています。また、周囲に不幸な恋愛をしている女性が多いと、この現象が起きやすいです。

幼少期に愛着形成が不完全な”愛着障害”

精神的なトラウマの一種に、愛着障害というものがあります。家庭が不完全だった人に起こりやすく、両親の愛情を感じられなかったことが原因です。

幼少期に形成される、他者との関係の構築や愛着を持つという行為がうまくできません。そもそも愛された経験がないので、好意を寄せられると怖い!と思ってしまいます。

過度の警戒心を持ってしまったり、信用ができないので、当然男性から好きだと言われても受け入れられません。男性に限らず、人への信頼ができず生きづらいと感じる方は、愛着障害を持っている可能性があるでしょう。

蛙化現象は克服できる!解決策を解説

カエルの王子様症候群で彼氏ができない人、すぐに解決したいですよね。

結論から言うと、すぐに解決は難しいです!深層心理を変えるには、”慣れ”が必要だから。

ですが、蛙化現象の原因になっている心理は克服できます。私が実践して効果があった解決法を紹介するので、参考にしてください。

自己肯定感を高める

まず、蛙化現象に陥りやすい人は、自己肯定感が低い人が多いです。

「私は自分が好きだし」と思っているけど、蛙化現象が起きる人は要注意。気づいていないだけで、本心では自分に自信がない可能性があります。

私の親友は「私可愛いし、出来る女だし」と頻繁に口に出すのですが、蛙化現象の常習犯。彼女の発言を客観的に聞いてると、根本的に自分に自信がないんですよね。でも自信がないと認めたくないから、口で強がる。でも行動は自信がない…男性に好意を寄せられても、嫌悪感を感じて付き合えない。自分に自信を持とうと努力するのは良いですが、自分に自信がある人はそもそも自画自賛しません。言わなくても人から言われるし、別に他者に認めてもらう必要がないからです。

ポジティブな言葉を意識して口に出そうとしてしまう人も、自己肯定感を高める訓練をしてみましょう。

ポイントは、他人の承認を求めないこと。他者なんていい加減なもので、人の評価は日々変わります。昨日褒めてくれた人が、今日は私を貶すなんてよくあること。それに左右されると、自己肯定感が揺らぎ、自信を持てません。

おすすめの方法は、褒め日記をつけることです。何度も記事で紹介していますが、ガチで効果があります。自分で自分を一人きりの空間で褒める方法です。毎日自分の良いところを褒める日記をつける、それだけ。誰に見せるわけじゃないので、好きに褒めてください。

  • 早起きしてスキンケアしてえらい。美意識が高い!
  • スタバに行くなんて、おしゃれ〜。

こんな感じで良いんです。

馬鹿みたいに感じるかもしれませんが、続けていると、日々自分の良いところを探す癖がつきます。無意識に行えるようになれば、本当に自分が好き!な状態に持っていけます。副産物として、自分だけじゃなく人の良いところにも目が行くようになるんです。結果的に、男性に対しても長所を見つけられるようになるので、蛙化現象が起こりづらくなります。

期間としては半年から1年間くらいかかりますが、ルーティンに加えて毎日行いましょう!毎日が難しかったら、1週間分まとめて褒めても良いですよ。

固定概念を変える訓練をする

トラウマがある人は、固定概念を変える訓練をしてみましょう。ひどいトラウマの場合は専門家の手を借りた方が良いと思いますが、まずは自己流の方法を試してみてください。

実は私の家庭はDV家庭で、母親が境界性人格障害でした。父親が暴力を振るって、母親が泣き喚いているのがしょっちゅう。母は私が思い通りに行動すれば優しいけど、意にそぐわないことがあると発狂します。父親は私には暴力を振るわず優しかったので、私にとっては良い父親だと思っていました。最終的に父が家を出て、私は見捨てられたと思ったんですよね。そこからは母と二人の毎日なので、正直地獄。

教育ママの母を納得させるために名門大学を目指し、無事合格して家を出てから私の人生が始まりました。でも父に捨てられたことが引っかかっているのか、恋愛ができません。まさに蛙化現象が起きて、好きな人に好かれたら嫌になっちゃってました。

20歳の時に「このままだとヤバいぞ」と思い、父とのトラウマを解消することにしたんです。

まず「父が出て行ったこと」と「見捨てられた」を区別するようにしました。父が出て行ったのは、母との相性が原因であり、私は原因じゃないと分析。仮に捨てられたとしても、私が今後交際する相手は父親じゃない、と考えるようにしたんです。

トラウマを抱えている人は、思い出がオーバーラップして、恐怖を感じてしまっている状態ですよね。考え方を変えるのは難しかったですが、「捨てられるかも」と思う度に、「いや、この人はパパじゃないんだから」と思い直すことを繰り返しました。

さらに、寝る前に幸せな子供時代をイメージする方法も試しました。過去の記憶がトラウマを作っているなら、脳の中で書き換えれば良いと思ったからです。

過去は変えられませんが、人間の記憶なんていい加減なもの、本気で思い込めば変えられます。父親が出て行かなくて、三人で幸せに暮らしている様子を思い浮かべたりしました。そのほかに、子供時代の自分が泣いている所に行き、「愛してるよ」と伝えてハグするイメージをしたりしてましたよ。

この2つの方法を組み合わせることで、25歳の頃には男性とまともに付き合えるようになりました。

ひどいトラウマを持っている人は、専門家の手を借りた方が回復が早いかもしれません。まずは自己流でやってみたい人は、私の方法を試してみてください。

コンフォートゾーンを脱する訓練をする

恋愛経験が少ない人は、おそらく経験不足が原因で、潜在意識が両思いを拒否している状態です。脱出するには恋愛経験を増やすしかないのですが、嫌悪感を感じてる状態で男性と付き合うのは厳しいですよね。

そんな方におすすめなのが、コンフォートゾーンを脱する訓練です。人は、安心領域があり、慣れた行動をしている時に安心を感じます。逆に、普段やっていないことをする時は、不安を感じるものです。あえて違和感のある行動を取ることで、潜在意識のコンフォートゾーンを変えましょう。

私がやっていた例として、靴を右から履く習慣→左から履くと言う小さなもの。違和感のある行動を取ることで、「違和感があっても成功した」と言う、達成感を感じられます。いきなりハードルが高いことに挑戦すると失敗するので、私が試したくらいに小さいものから始めてください。

その次に、メイクの方法を変えてみました。見慣れたメイクから、流行りのメイクに変えてみるんです。最初は違和感がありますが、周囲には褒められました。これも成功体験になりますよね。繰り返していくと「普段やらないことに挑戦しても大丈夫だ」と潜在意識が思ってくれます。

恋愛には直接関係ないんですが、コンフォートゾーンの外の事をやっても安全だ、と思わせるのが肝です。繰り返しているうちに挑戦が怖くなくなり、自然と蛙化現象が治ると思います。

まとめ

今回は蛙化現象についてお話ししました。

好きな男性が自分を好いてくれたら、受け入れて恋愛したいですよね。でも原因は彼じゃありません。私たち自身の心の中にあります。

蛙化現象で悩んでいる人も、心理を知って、克服することは絶対できます!私もできたんだから、皆さんもできるはず。

蛙化現象の克服は、恋愛だけじゃなく、自分を好きになることにもつながります。時間はかかるけど必ず治せるので、私の事例も参考にして、蛙化現象の克服を試してみてくださいね。

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