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どうしても忘れられない人、ふとした瞬間思い出す片想いの彼が居るのはなぜ?どうすれば忘れられる?

chikaze

92’/ノンバイナリーのフリーライター/修士(学術)/社会心理学専攻、主にジェンダー論。純文学、’70s少女漫画、映画、古着が好き。街コンで出会った夫ともうすぐ結婚2周年。noteでエッセイと小説を書いています。

あなたにはどうしても忘れられない人や、ふとした瞬間に思い出してしまう片想いの彼はいますか?ぼくも30年生きてきたので、そういうお相手は数名顔が浮かびます。

過去のことなんだしどうしようもないってわかっちゃいるけど、思い出すたび「うへえ」としんどくなりますよね。

そこで今回は、忘れられない彼のいるあなたのために、その理由を徹底解説!忘れるための方法もご提案させていただきましたので、ぜひ最後までご覧になっていってください。

どうしても忘れられない人や、ふとした瞬間思い出す片想いの彼がいる理由とは?

まずは忘れられない人や、ふとした瞬間に思い出してしまう片想いをしていた彼があなたの心に棲みついてしまう理由について、考察していきたいと思います。

こちらにあなたの心のモヤモヤを解明する手がかりが書かれているかも……?!

彼が忘れられない理由

  • 完全に自分のものにはならなかったから
  • 思い出は美化されるものだから
  • 嫌いになって別れたわけじゃなかったから
  • 条件だけ見れば最高だったから
  • 外見が最高に好みだったから

完全に自分のものにはならなかったから

手に入らなかったからこそ、かえって記憶に深く残ってしまうというのはありがちな話ですよね。付き合えたならともかく、片想いで終わってしまった彼は、なおさら美化されて頭の隅にこびりついてしまいます。

自分のものにならなかった悔しさとか切なさとかは、未消化のまま進むしかないですもんね……定期的に思い出す存在にならないほうがむしろ不自然すぎるのかも。

そういう相手って、何年経っても「あのときああしてれば落とせたんじゃないか」「今ならサラッとデートに誘うのに」とか、ありえない「もしも」を考えてしまいます。不毛すぎる!

思い出は美化されるものだから

基本的に思い出って美化されがち。たとえばあなたに現在新しい恋人がいたとして、喧嘩になったときに、ふと「あのときの彼と今も続いていたらどうなったんだろうなあ」なんて想像しちゃいませんか?

一度関係が破綻したってことは、もちろんそれなりの理由があったから。例外的にヨリを戻す方もいらっしゃいますが、あれはあくまで例外中の例外と思っときましょう。

基本的に昔付き合っていた彼との復縁は、ぼく個人としては絶対におすすめできません。そこにかける労力があるんなら、次行きましょう次。

嫌いになって別れたわけじゃなかったから

進学先が離れるとか、遠距離になるだとか、そういう「どうしようもない理由」で別れてしまった彼、もしくは付き合うに至らなかった彼には、未練タラタラになりますよね。

だって原因が自分にも相手にもないんだもん。ただ単に運とタイミングが悪かったってだけだから、悔しさも残りますよそりゃあ。

お互い「好き」の気持ちを残したままのお別れだと、忘れようにも忘れられませんよね。

「もしああいう状況じゃなければ、いったいどうなっていたんだろう」「今とは違う未来だったのかも」なんて妄想を巡らせてしまうのも無理はありません。

条件だけ見れば最高だったから

将来のパートナーとして意識していた彼であったなら、条件もむろん重視して交際していたでしょう。

しかし条件は良いものの、性格の不一致だとか価値観の相違だとか、その他の事情でお別れを選ばざるを得なかった場合、折に触れて思い出してしまうのかもしれません。

たとえばあなたが結婚を強く望んでいる人で、かつ今もまだ独身であるのならば、「あの人にしておけばよかったのかな」「妥協も必要だったのかな」なんて悶々と考え込んでしまいそう。

婚活が思う通りに進んでいないと、焦りもあいまってそんな想像をしちゃいますよね。

でも、人生のパートナーなんですから、いくら条件が良くともその他でどうしても受け入れられない理由があったなら、お別れを選んだのは正しかったと思いますよ。

こういう相手はあなたが幸せになったときに自然と頭から消えてくれるので、あまり心配しなくても大丈夫。

外見が最高に好みだったから

これ、あるあるですよね〜〜〜!!自分史上さいっこうに好みの外見だったのに、お付き合いまで至らなかった・またはお別れしてしまった彼に対しては、みんななんともいえない思いを抱くようです。

あそこまで好みの人には絶対にこの先の人生で二度と出会うことはできない……みたいなレベルだと、悔しさは半端ないと思います。

外見だけじゃ成り立たないのが恋人同士という関係性だし、そんなの重々承知だけど、それでも「中身がああでなけりゃ」「浪費家じゃなければ」「浮気癖がなければ」「モラハラ気質でなければ」なんて、ありもしない「ああだったらよかったのに」を無数に考えてしまいそう。

どうしても忘れられない人や、ふとした瞬間思い出す片想いの彼を忘れる方法とは?

どうしても忘れられない人や、ふとした瞬間に思い出してしまう片想いの彼を、忘れられたくても忘れられずに困っているそこのあなた、朗報です。

ぼくや周囲の友人が実践してみて効いた方法を、こちらでどどんとご紹介。うまくいかなかった恋に悶え苦しんでいる方は、ぜひこちらを解決の糸口にしてみてください……!

忘れられない理由・まだ好きな理由を紙に書き出す!

忘れられない理由や、まだ好きな理由を、箇条書きでもなんでもいいんで紙に書き出して可視化してみましょう!

どんなところが引っ掛かっているのか、彼の何に執着しているのか、自分でも掴みきれていないとそのモヤモヤは未来永劫引きずることになりかねません。

まずは自分がどうして彼を忘れられないのか、ふとしたときに思い出してしまうのか、その理由をはっきりと把握するところから始めてみてください。対策は原因まで遡らないと、適切なものが立てられないので……!

どうしても忘れられない彼と今の恋人をあえて比較してみる!

現在恋人がいるにもかかわらず、どうしても忘れられない人が頭の片隅に存在している場合は、非常にしんどいですよね。

今の恋人にも申し訳ないし、自分自身も不誠実に思えるしで、情緒がぐっちゃぐちゃになりそう。

そういうときは、上記で書き出した理由の隣に、今の恋人の「良いところ」を並べてみてください。

あえてその彼と現在の恋人を比較することで、「やっぱりこの選択は間違ってなかった!」「やっぱりこの人のことが大好きだ!」と確信を持つことができるかもしれませんよ。案外スッキリしてしまうかもです。

まあ、現在の恋人に対して不満を抱えているからこそ余計に彼を思い出すのであれば、この機会にサクッと別れるのが吉ですが……。

気が済むまで友だちに吐き出す!

忘れられないのも、ふとした瞬間に思い出してしまうのも、彼と過ごした時間やお別れに至った理由に対し、まだあなた自身が納得しきれていないのかもしれませんね。

そういうときは、あらためて愚痴を吐き出しまくる機会を設けましょう!

信頼できる友だち、できれば彼を知っている人がいいですね、そういう方に今すぐLINEを入れてください。たとえそれがずっと昔の、もう何年前の出来事でもいいんです。

「突然ごめん、実はあのときのあの彼についてまだモヤモヤを抱えているからちょっとお焚き上げ供養につきあってくれない?」とかなんとか言って、飲みに付き合ってもらいましょう。

他人に思う存分ぶちまけると、意外と消化できちゃうものですよ。話すとすっきりするってよく言うし、未消化なまま放置されている感じがするのであれば試してみて。

無理に他のだれかを好きなろうとしない!

「こういうときは新しい恋!」とよく言いますが、とはいえ人間の心なんてそんな単純じゃありません。

忘れられないその彼と目の前の人をいちいち比較しちゃって、相手のことを純粋な目で見極めることができず、恋がうまくいかなくなる可能性もありますよ。

無理に付き合って後悔したり、「なんか違う」と思い込んで相手のアプローチを断ってしまったり、幸福になるチャンスを逃しまくってしまう……なんて悪循環に陥ることも。

新しい出会いを求める気になれないのであれば、思い切って恋愛とはいったん距離を置きましょう。

趣味に没頭してもよし、Tinderでセフレを漁るのもよし。「恋人を見つけなきゃ」のプレッシャーから、一度ご自身を解放してみて。

連絡先と写真をすべて削除する!

荒療治ですが、忘れられない彼の連絡先を今もなお消せずにいるのなら、思い切ってスマホを友だちに託してください。

そしてLINEやその他SNS、電話番号、住所などの連絡手段を一切合切削除してもらうのです。ついでに彼の写真もお願いしちゃってください。

いいですか、彼に繋がる手がかりを保有し続けることこそ「忘れられなさ」を強化するのです。

彼のことはもう存在しないものと思うか、この世から去ったと思うか、異世界転生して別次元へトリップしたと思ってください。

もうあなたとは別の世界で生きている人なのです。二度と会えない状況に自らを追い込むと、あとは時間が解決してくれますよ。

忘れられない人がいるのは悪いこと?ふとした瞬間思い出す片想いの彼を忘れなくてもいい理由とは

とはいえぼく自身は、忘れられない人を無理に忘れる必要はないんじゃないかと思います。ぼくが個人的にそう考える理由を最後に紹介して、今回は締めましょう。

それだけ自分の人生に大きな影響を与えた人だから

それだけ定期的に思い出しては恋しくなるような人に出会えたってこと自体が、そもそも奇跡じゃないですか?!結果的に結ばれなくとも、あなたの人生に大きな影響を及ぼしたってことですよね。

良いことばかりじゃないかもしれないけれど、あなたにとって彼がそれだけ大切な存在であることもまた事実。

だから無理にあなたの人生から彼を排除する必要はないんじゃないかなって、ぼくは思うんです。

もちろん現在の恋人にそれを悟らせるのはマナー違反だけど、心の奥底にそっと仕舞い込んでときどきこっそりと思い出に浸るくらい、あなたの自由なんじゃないかなあ。

いつかはきっと大切な「思い出」になるから

お別れの直後や数年後くらいまでは思い出すだけでも泣けてきたりするでしょうが、やがて記憶は薄まります。

人間の脳って、そんなにキャパおっきくないですよ。10年後くらいには「そんなこともあったなあ」と苦笑できるくらいの単なる「思い出」に変化してるはず。

革製品を好きな人はわかると思うんですが、「経年変化」って言葉があります。

新品の革はハリがあったりサラサラした質感だったりするんですけど、長く使ううちに手の脂や摩擦・小傷によって風合いが変わっていきますよね。

忘れられないその彼との思い出も、そんなふうに味のある記憶へと「経年変化」していくはずですよ。

縁があればまたどこかで再会できるから

どうしても忘れられない人ともしご縁があるのならば、絶対にこの先の人生で再会するはず。だからこそ元同級生カップルが成人式で再会して復縁する、なんてパターンが定番になっているのでしょう。

忘れられない人があなたの運命であるのなら、何年後かはだれにもわかりませんが、いつかきっとどこかでまた出会えるはずです。それまで気長に、あなた自身の人生を楽しんでみてはいかがでしょうか。

そうやって自分を磨き続けていれば、再会できたときに以前よりももっと相手が自分に夢中になってくれるかもしれませんよ。

まあ、再会できなかったらそんときゃそんときです。運命じゃなかったってことですね、あきらめましょう。

忘れられない人がいてもいい!でも自分を蔑ろにしないで

忘れられない人がいても、ふとした瞬間に思い出しちゃっても、それ自体はいいんです。あなたの大切な思い出なんだから、大事に大事に抱え続けていても問題はありません。

ただぼくが心配なのは、あなたが忘れられない人に固執しすぎるあまり自分の人生の貴重な時間を蔑ろにしてしまうこと。

思い出は思い出として取っておいてときどき取り出して懐かしむくらいがちょうどいいのかもです。囚われすぎず、あなたの未来を歩んで行って。あなたの幸せを心から応援しています!!

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