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付き合って1ヶ月や3ヶ月のカップルが陥りがちな罠10選、彼氏が冷めた?倦怠期?みんなの乗り越え方解説

chikaze

92’/ノンバイナリーのフリーライター/修士(学術)/社会心理学専攻、主にジェンダー論。純文学、’70s少女漫画、映画、古着が好き。街コンで出会った夫ともうすぐ結婚2周年。noteでエッセイと小説を書いています。

意中の相手と無事お付き合いすることができてホッと一安心……なんて暇はありません。カップルの危機的状況って、交際開始初期の段階こそ訪れることが多いんです。

そこで今回は、付き合って1ヶ月や3ヶ月を迎えたカップルが陥りがちな罠を前編・後編に分けてご紹介。

彼氏ができて浮かれ気味のそこのあなた、幸せの絶頂から一気に地の底まで叩き落とされることのないよう、こちらを読んでしっかり気を引き締めてください……!

交際初期段階に訪れる危機とは?【前編】1ヶ月目のカップルが陥りがちな罠5選

まずは1ヶ月目のカップルの場合から見ていきましょう。お互いのことをなんとなく一通り知ったこの期間に陥りがちな罠とはいったい?!

1.交際が決まった途端、彼氏がそっけなくなる

お互いの好意を確認しあい、どちらかの告白によって思いが成就!カップル成立、幸せいっぱい!のはずが、なんだか彼氏がそっけなくなってしまった気がする……なんていうのは、実はよくあるパターン。

端的に言ってしまえば、あなたの彼氏は釣った魚に餌をやらないタイプだったってことです。

こういう男性って、手に入れた途端に安心してしまい、気を抜きまくっちゃうんですよね。扱いが雑になり、優先順位も下がり、挙げ句の果てにはそのフォローすらしない。

これはだいぶ厄介な相手です。解決には時間を要する可能性もあるので、腹を括るしかないでしょう。

2.思っていたのと違う!恋人になってから初めて知る一面も

同じ学校・同じ職場でもない限り、交際1ヶ月といっても毎日顔を合わせているわけじゃないですよね。会った回数は数えるほどだがそのままお付き合いに至る、なんてのも現代じゃ珍しくないはず。特に今はマッチングアプリが出会いの主流ですし。

そのため今まで知らなかった相手の一面が垣間見え出すのは、交際1ヶ月前後くらいだと推測できます。

マッチングアプリで3回デートを重ね、お付き合いを開始し、恋人として土日に4回会ったくらいの時期、通算でだいたい1週間前後くらいの日数ですかね。

遅刻癖があったり、または極端に時間に厳しかったり。お金に対する感覚や恋人に対する態度など、付き合う前はわからなかったところが見え出すこの時期。想像していたものとギャップが大きければ、もしかしたらショックを受けてしまうかも。

3.連絡頻度が合わない!

相手の連絡頻度って、交際前まで本当の感覚が掴めなかったりしますよね。お互い気持ちの確認をし合ったわけじゃない時期だから、多少無理をしてでも返信に時間を割いたりしますでしょうし。

そしていざ交際が開始するとその必要性がなくなるため、相手の素の連絡スタイルが見えてくるのです。

たとえばあなたが「連絡不精でLINEは2〜3日おきに一往復で十分」と考えるタイプだとしても、相手が同じとは限りません。毎日連絡したいタイプかもしれないし、退勤して家に着くまで電話していたい!なんて思う人もいるはず。

そこが合わない場合、そろそろストレスが溜まってくる時期ですよね。

4.生活リズムが違いすぎる!

ぼくとぼくのパートナーは、生活リズムが真逆です。ぼくはフリーランスの物書きで基本的に朝起きるのも遅いし深夜まで原稿に向かっていますが、一方でパートナーは会社員。毎朝決まった時間に起床し、残業がなければ決まった時間に退社します。

現在はコロナ禍もありほぼ自宅勤務ですが、朝型のパートナーと夜型のぼくは同じ家に住んでいながらすれ違いの生活を送っているのです。

一緒に暮らしているからこそ、ここまですれ違っていても2人の時間は確保できているので互いに不満はありません。

しかし、恋人同士の場合、それも付き合いたてほやほやだと、気持ちのすれ違いにも直結しがちですよね。連絡のタイミングも合わない、休みも合わないとなると、恋人でい続けることすら難しく感じてしまうかも。

そういう生活リズムの違いが明確になってくるのも、だいたいこの時期かなあという印象です。

5.デートへの熱意が薄れ始める

最初のうちは気合の入ったおしゃれでデートに臨んでいたけれど、そのうち毎週末会うことが当たり前になってしまって「デート感」も薄まっていきますよね。1ヶ月過ぎたあたりから、気持ちの緩みがお互いに出てきてしまいそう。

しかしながら相手にその兆候が現れたとき、「もう飽きられちゃったのかな?」と不安になるのは早計です。慣れというのは悪いことばかりではありません。

彼のデートに望む姿勢が以前と比べて冷めていると感じるのなら、それはあなたの前ではリラックスしていられる、自然体の自分を見せられる、という安心感の現れかもしれませんよ。

けれども、ただ単に「こいつは自分から離れていくことはないだろう」とタカを括っていたり、あなたを見くびっていたりするがゆえの変化の可能性も捨てきれないので、冷静に見極めなければいけませんね。

交際初期段階に訪れる危機とは?【後編】3ヶ月目のカップルが陥りがちな罠5選

続いては3ヶ月目のカップルが迎える危機的状況について、解説していきたいと思います!交際初期段階に陥りがちな罠・後編に突入してまいりましょう。

1.価値観のズレが明確になり始める

1ヶ月で「ん?」と思った違和感が、このころになると明確になってきますよね。金銭感覚や友達との付き合い方、仕事への思想……もしかしたらそのうちの一つは、あなたと真逆のものもあるかもしれません。

それでもすり合わせができる見込みがあれば問題ないのですが、難しそうだとお付き合いの継続自体を考え直さざるをえないかもしれないです。3ヶ月目で破局を迎えるカップルがわりに多いのって、たいていここら辺が原因ですよね。

2.服装や身だしなみが手抜きになる

気の緩みどころか、手抜きが見え始めるのもこのころ。デートのある日はあんなに何日も前からウキウキして、前日まで服装やメイクや髪型に悩んでいたのに、この時期になるとあのころの情熱が嘘のように引いてしまったりしますよね。

相手も同じように、最近なんだかあからさまに手抜きだなあ……と感じられることが多くなったり。

安心感からくるものなのか、それとも甘えからなのか。それよって「手抜き」の是非は変わってきますが、いずれにせよ不安な兆候であることは間違いないです。場合によっては、お互いの意識を見直さなければならないかも。

3.初めての喧嘩が起きやすい!

初めての喧嘩を経験するのも、だいたい3ヶ月を過ぎたあたりですよね。

交際に喧嘩はつきものですが、最初のうちってお互いに勝手がわからないから疲労度ハンパなかったりしません?怒りポイントも、喧嘩中の態度も、仲直りの仕方も、まだ何にもわかんないから、めちゃくちゃ戸惑ってしまいます。

付き合いが長くなるにつれ「こういうことされると嫌なんだな」「喧嘩中だからしばらくそっとしておいた方がいいな/早くフォローした方がいいな」「仲直りはその日のうちに済ませなきゃ/冷却期間を設けよう」などなど、お互いのちょうどいい感覚が掴めてきますが、最初はそうはいきません。

ここでうまく折り合いをつけられるかどうかが、今後のおつきあいに影響することは言わずもがなですよね。

4.将来像の違いが明確に

20代後半以降のカップルだと、特に「お付き合いのその先」の話題は避けて通れません。

将来的に結婚したいと思う人、法律婚ではなく様々な事情から事実婚を望む人、現在の法律では事実婚及びパートナーシップ制度しか選択できない人々、結婚願望がない人。

それから、子どもを持つか持たないか。持つとしたら何人か。そして、互いの両親との付き合い方などなど、考えなければならないことは山ほど出てきます。

そこの将来像が決定的に違っていたら、この時点で関係の見直しをせざるを得ません。すり合わせができるのならばそれに越したことはないですが、こういうのってどこまでいっても平行線でしかない場合の方が多いので……。

5.気遣いを忘れがちに!なあなあになってくる

お互い相手への態度や扱いが若干雑になりがちなのが、3ヶ月目のこの時期でしょう。関係性がなあなあになってきて、つい思いやりや気遣いを忘れてしまうことも。でもそれを続けていたら、いつかどちらかが爆発してしまいます。

いうまでもなく互いが自然体でいられる関係性は素敵ですが、自然体=気遣いをしない、という意味ではありません。そこを履き違えると、後々大変なことになりますよ。

付き合って1ヶ月や3ヶ月のカップルが危機を回避する方法とは?

交際初期段階のすれ違いは、適切な対処によって解決できるかもしれません!カップルが1ヶ月目・3ヶ月目に迎えがちな危機を回避する方法を最後にご紹介していくので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

1.相手に依存しすぎていないか自分を振り返る

この時期に起こるモヤモヤの原因の一つが、相手への依存度の高さだったりします。いちばん盛り上がってる時期だからこそ、生活のすべてが相手中心になりがちですよね。

恋は盲目とはよく言ったもので、これこそが恋愛の醍醐味だったりするんですけども。

彼氏への依存を適切な度合いに調整するためには、まずは自分だけの時間を確保することが大事です。彼氏とはまったく関係のない世界や人間関係を持ち、依存度を薄めましょう。

依存心自体はそれほど悪いものではないですが、行き過ぎると自分も相手も負担になります。

順調なお付き合いのためにも、自分の精神を安定させるよう努めてみて。お相手との交際前、フリー期間中は自分が何をしていたか、思い出してみてください。自分軸で生きる時間を保つことこそが、カップルの危機から脱出するコツになるんです。

2.問題は早期発見・早期解決!

勃発した問題は、できる限り早期発見・早期解決!を合言葉にしておきましょう。すれ違いやいざこざは、長引かせたぶんだけ拗れます。できればその日のうちに解決し、ずるずると引っ張らないことが大切ですよ。

解決しないままだと自分の心も荒んじゃいますし、悪いことばっかり考えちゃいますしね。不安になるあまり仕事や勉強が手につかない……なんてことになっては辛いですから。

もちろん、冷却期間を必要とする人だって中にはいるでしょう。その場合も、頭を冷やす期間だけはきちんと2人で共有することを忘れずに。

いつ話し合いができるのか、待たされる方はたまったもんじゃありません。その積み上げこそが、2人の関係を円滑に保つ秘訣となります。

3.話し合いから逃げない!

価値観がちょっと合わないからといって、すぐに「さようなら」と結論づけてしまうのは少々もったいないかもしれません。もちろん、先に述べたようにその内容にもよりけりですが。

そもそも、価値観の合う人同士なんてこの世に存在しないんですよ。だって実の親子や兄弟ですら、考え方も感じ方も違いますよね?ましてや赤の他人なんて育ってきた環境も違うんだから、ピッタリ一致するわけがないんです。

だからこそ、話し合いから逃げないことがいちばん重要。言葉にせずとも気持ちが伝わるわけはないんですし、お互いの納得のいく落とし所が見つかるまで、腰を据えて話し合ってください。その結果、ダメだったらそんときゃそんときです。

交際初期だからこそ、違和感は飲み込んじゃダメ!歩み寄る努力をし続けよう

お付き合いが始まったばかりだからこそ、ちょっとした違和感やモヤモヤってついつい飲み込んでしまいがち。大好きな気持ちが強いけど、まだまだ信頼関係は構築できていない微妙な時期ですものね。

でも、だからといって気持ちのすり合わせを怠ってはダメです。素敵な関係を構築できるかどうかは、この時期の付き合い方にかかっていると言っても過言ではありません。

お互いに尊重し合えるような、素敵なカップルを目指して頑張ってください!そしてすり合わせの結果がダメだったら、ちゃっちゃと次に行きましょう!

いずれにせよ、幸せな恋愛ができるよう祈っております!

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