いま大流行しているマッチングアプリ。 その伸びはすさまじく検索数は年々倍々に増えていっている状況です。
マッチングアプリって流行ってるみたいだけど一体なに?
そんな疑問をお持ちのあなたに「アプリを使って異性と出会う」マッチングアプリとはなんなのか解説します。
マッチングアプリとは?出会い系サイトとの違い
学校や職場以外の場所で不特定の男女が出会う方法ってどんなものがあるでしょうか? 昔はお見合いやナンパといったものが主流でしたが、インターネットの普及により一気に多様化し、まずはじめに出会い系サイトが登場します。
出会い系サイトの「危ないサイト」イメージの定着
最初は純粋な男女の出会いのために作られた「出会い系サイト」でしたが「
サクラ被害」や「援助交際」の温床であることなどが大々的に報道され、ネガティブイメージが付きまとってしまいます。この頃に流行したサイトとして「
エキサイトフレンズ」や「
スタービーチ」がありました。 そのままインターネットを経由した出会いは「危険」や「犯罪」と結びつく、
普通の男女は利用しないものというイメージが定着していくかに思えました。
iPhoneの爆発的ヒットと「マッチングアプリ」の登場
2007年に登場した初代「iPhone」と2代目「iPhone 3G」は大ヒットを記録します。
「アプリ」はiPhoneに搭載された「App Store」経由で自由に追加ダウンロードできるソフトウェアで、「iPhone」に機能を自由に追加できる画期的なものでした。 そんな中で2012年にアメリカで登場したのが「Tinder」と呼ばれる「
dating apps(英語でマッチングアプリのこと)」です。
日本でも2012年2月に「Omiai」が、2012年8月に「Pairs」がそれぞれ登場しています。
クールな使い勝手が20代など若者に受け入れられたマッチングアプリ
マッチングアプリはiPhoneなどのスマホで気軽に使えるのが特徴で、
お相手の写真を見ながらスワイプをしていきマッチすればメッセージ交換できるというクールな使い勝手が主に若年層に受け入れられ急成長していきます。
出会い系サイトとマッチングアプリの違い
- 検索して探す、書き込んで募集する出会い系サイト
- 絞りこみ、スワイプするだけのマッチングアプリ
機能面だけでなく出会い系サイトのネガティブイメージがなく、むしろポジティブで明るいイメージを積極的に打ち出してきたのもマッチングアプリの特徴です。実際に
2019年新成人に対してのアンケート調査では「SNSなどのネットで知り合った異性との恋愛もありだと思う」と回答した人が10%以上も「なし」を上回るという結果になっています。
参考:
楽天オーネット 2019年 「新成人の恋愛・結婚に関する意識調査」 2017年からの推移を見ると、次第にネット経由での出会いが20歳になる若者に受け入れられつつある事がわかります。
出会い系サイトとマッチングアプリは本質的には同じもの
出会い系サイトとマッチングアプリは、男女が知り合うという目的を達成するためのツール(手段)であるという点では本質的には同じものです。 しかしながら、ツールとしての性質は大きく異なっています。
出会い系サイトとマッチングアプリのツールとしての違い
- 検索かスワイプかという機能面の違い
- 利用者の男女の出会いへの意識
- 運営者の社会的責任への配慮
機能が違うだけでなく、運営者による社会的責任への意識が大きく異なっており、実際に「24時間365日監視」と「業者」や「援助交際」への強制退会処分などの厳しい対処などが行われています。 参考:
マッチングアプリと“出会い”の歴史ーー「Dine」上條景介氏に聞くマッチングアプリは出会えるようになるアプリではない!?
マッチングアプリにできないこと
- 恋愛対象として見てもらえないお相手と恋愛すること
- 恋愛対象として見てもらえないお相手と結婚すること
マッチングアプリは恋愛感情を生み出してはくれません。 日常生活では恋愛対象として見てもらえない高いレベルのお相手から
「恋愛対象として見てもらえるようになるアプリ」ではありません。そういった
高いレベルのお相手と恋をしたい、結婚したいと思うのであれば辛い努力を伴う「自分磨き」をする他に方法はありません。マッチングアプリは出会いを得ることができるようになるアプリ
では、そんなマッチングアプリを使って一体何ができるのでしょうか?
マッチングアプリでできること
- 友達、遊び相手を探すこと
- 恋愛対象として見てもらえるお相手と恋ができる、結婚できる
- 日常生活で出会いの無い人でも出会いが得られる
- 日常生活で出会いのある人がより良いお相手と巡り会える
マッチングアプリは新しい出会いを効率よく簡単に得られるツール(手段)です。
職場環境や
引っ込み思案な性格などが原因で出会いを得ることができない人にとっては
「出会いが得られるようになるアプリ」です。同様に、日常生活で充分に出会いがある人にとって
「もっとよいお相手と巡り会える可能性があるアプリ」です。
マッチングアプリをオススメしない人
マッチングアプリが向いていないオススメしない人
- 日常生活でも出会いはあるが恋愛対象に見てもらえない
- 高いレベルのお相手と恋愛したい、結婚したい
日常生活で出会いがあるけれど、そこでは恋愛対象として見てもらえない高いレベルのお相手を望む方にはマッチングアプリはオススメしません。なぜなら、そういった方は
「理想のお相手とマッチしなくて時間の無駄」「付き合えると思ったけど遊ばれて終わった」などの不満を抱きやすいからです。 実際に
男性からは「理想の女性とマッチできない」という悩みが、
女性からは「ヤリモクな男性としか出会えない」という悩みが私に直接DMで来ています。
マッチングアプリをオススメする人
では、どんな人ならマッチングアプリが向いているのでしょうか?
マッチングアプリが向いているオススメな人
- 自分磨きをして自分自身をもっと異性に魅力的にする努力ができる人
- 恋愛対象と見られなくても良いから高いレベルのお相手と知り合いたい
- 恋愛対象として見られるお相手と恋愛したい、結婚したい
- 職場環境や性格が原因で出会いが無い
- とりあえず出会いの機会を増やしたい
自分磨きをして異性に対する魅力を上げられる人にマッチングアプリは向いています。運動やダイエット、美容、ファッションなど精神的にも身体的にも金銭的にもつらいことが多いですが、
辛い努力を続けられる人だけが今まで手の届かなかった理想のお相手と巡り会えるようになります。モチベーションを上げるためのツールとしてマッチングアプリを活用するのも良い方法です。 繰り返しになりますが、マッチングアプリはツールとして活用し目的を達成したいと考える人に向いています。
マッチングアプリが最も得意とするのは「出会いの機会を簡単に得られるようになる」ということ。 ツールに頼るだけでなく最大限に活用できる方が最も満足しやすいのです。
マッチングアプリの分類
ここまでは全てのマッチングアプリをひとまとめにして解説してきましたが、マッチングアプリにはいろいろな種類があります。
1. 第一世代出会い系アプリ
出会い系サイトから派生し、Webサイトの機能をアプリに移植したのがこの出会い系アプリです。 代表的なアプリに「ハッピーメール」があります。
旧来の出会い系派生マッチングアプリ「ハッピーメール」
検索で年齢や地域を絞ってお相手を探して、マッチングしなくてもメッセージを直接送る事ができるタイプのマッチングアプリです。
2. 第2世代恋活向きのマッチングアプリ
代表的なアプリに「
ペアーズ」「
タップル」があります。
王道のマッチングアプリ「ペアーズ」
趣味でつながる「タップル」
3. 第2世代婚活向きのマッチングアプリ
代表的なアプリに「Omiai」があります。
真剣に恋活・婚活をしたいあなたにOmiai(オミアイ)
4. 第3世代アポ取り専用マッチングアプリ
マッチングしてメッセージ交換をして会う約束をして・・・という第2世代マッチングアプリ特有のコミュニケーションがめんどくさいと感じる方は多いのではないでしょうか。そんな方に向けてでてきたのが第3世代マッチングアプリです。 アポを取るだけ、お相手との密なコミュニケーションは会ってからというのが特徴です。 このタイプのアプリは「Dine」が先行しています。
100回メッセージ交換するより1回のデートにコミットするdine