ちまたでまことしやかに囁かれている「モテテク」。何も考えずに鵜呑みにしてしまう方も多いですが、果たしてあれらは、本当に効果があるんでしょうか。
スマホで検索をかければ、いかにもそれっぽい記事はたくさん出てきます。しかし「それっぽく」書かれているだけで、本当は逆効果であることも。
そこで今回は、鵜呑みにしてはいけない間違ったモテテクを一刀両断していきます!
目次
モテテクに頼りすぎてはいけない理由とは?

まずは「モテテクに頼りすぎてはいけない」ということを頭に入れておいてください。
モテテクは、あくまで手段。意中のお相手のハートを掴む技術に過ぎず、そのあとの関係を継続できるかどうかはあなた自身の魅力にかかっているということを、どうかお忘れなきよう。
薄っぺらく見える
モテテクに頼り過ぎてはいけない理由の一つ目が、あなた自身を薄っぺらく見せてしまう危険性があることです。
「モテ」に全力投球するあまり、あなた個人の内面をより美しくアピールする努力を怠ってはいませんか?
「可愛いんだけど/かっこいいんだけど、なんか中身ないよね」って言われてる方、たまにいますよね。外見も素敵だし、仕草も完璧だし、モテる雰囲気は確かに持っているのに、なんだか浅く感じられてしまう人。
そう思われたら一巻の終わりです。深みのない人間だと捉えられてしまうなんて、そんな屈辱ないですもん。
付き合ったらつまらなそうだなあ〜なんてイメージを持たれてしまうかもしれないからこそ、ぼくとしては小手先のモテテクばかり磨くのは賛成できません。
素の自分を出しにくくなる
モテテクって、しょせんはテクニックですし、戦略です。つまりは素の自分とはちょっと離れた人間を「演じている」状態ですよね。
もちろんそれ自体は否定しません。モテテクを駆使するのは楽しいですし、それだって恋愛の醍醐味であることもまた確かです。
しかし、あまりにモテテクを使いすぎると、本当の自分を後々お相手に見せづらくなってしまいますよね。その可能性、考えたことありますか?
自分の首を絞めないためにも、モテテクはあくまで人の心を惹きつけるツールだということを、忘れずにいましょう。
取り繕った自分を好きになってもらっても、長続きしない
モテテクで飾り付けまくった自分は、素の自分のいわばデフォルメバージョン。
アプリで加工をして、フィルターをかけた写真だと思いましょう。そんな自分をずっと保ち続けるのって、無理ですよね。
だって人間だもん、ニキビもできるし毛も生えます。毛穴は詰まるし、シワもできるし、太ったり痩せ過ぎたり、体型が崩れることもあります。
メンタルが不安定な時期もあるし、常に完璧では居続けられません。
あまり演じ過ぎてしまうと、元の自分に戻るタイミングを自分でも見失っちゃうんです。
ハードルを上げ過ぎてしまったぶん、ちょっとでも気を抜くと「あれ、なんか思ってたのと違う……」と思われてしまいかねませんよ。そういう関係って長続きしませんし、あなたも苦しいだけです。
逆効果なモテテク6選! 本命から遠ざかるかも?

それではいよいよ本題に入ってまいりましょう。
恋愛対象に性別を問わず、男女どちらとも交際経験アリのパンセクシュアルであるぼくの目線から、すべての恋愛における逆効果なモテテクを丁寧に解説!
恋愛に悩むそこのあなた、必見です。
わざとらしすぎる上目遣い!
上目遣いは小柄な人の特権である「ザ・可愛い表情」として有名ですが、正直有名になり過ぎてわざとらしささえ感じてしまいます。
さりげない上目遣いを演出するのって、けっこう難しいんですよね。あからさまだと「うわあ、出た〜」と思われてしまうことも。
ここでぼくが代替案として提唱するのは、「首からぐいっと見上げる仕草」です!目だけじゃなくて、顔ごとぐっと上げて相手を見上げましょう。
己の身長の低さをこれでもかとアピールできますし、わざとらしさも感じにくいです。これ、かなり効くので、可愛くみられたい方はぜひ取り入れてみて。
ボディタッチが激しい!
いるんですよね〜〜〜ボディタッチ神話、つまりは不意に体に触れることで相手をドキッとさせられるっていう幻想を本気で信じ込む人!!ボディタッチは、相当気をつけなければただ相手を不快にさせるだけです。
好きでもなんでもない人に、頭をポンポンされて喜ぶ奴がいると思います?どうとも思っていない相手に腕に抱きつかれて胸を押しつけられることに、快感を覚えるのが全人類共通だとでも?
そんなはずはありません。たいていの人はゾッとするし、気持ち悪さを覚えるだけ。
他人の体に許可なく触れてはいけない、という意識も高まってきているこの時代、気軽にボディタッチを繰り出すのはいかがなものでしょう。
とはいえ、うまく使えば有効であるのもまた事実。
ボディタッチは相手と自分の距離感をきっちりと見定めた上で、あくまで背中や腕などプライベートゾーンからは遠い場所に、さりげなくそうっとするのみにとどめましょう。
清楚系・モノトーンなど「ハズレのない服」で挑む
恋愛コラムの合コン必勝法とか、モテテクとか見ると、必ずといっていいほど「露出が多い服はやめましょう」「奇抜なものは避けて」など出てきますよね。
でも周囲を観測するに、無難でハズレのない服を選ぶタイプの人って、結局は誰とも長続きしていないんです。
清楚で柔らかい印象の服をまとった女性は、たしかにモテます。モノトーンの男性も然り。
しかしそれはあくまで「不特定多数からの人気」。要は「嫌われない」ってだけなんですよね。合コンのその場では人気が集中するけど、まじでその場限りって感じ。
みんなに良い印象を与えられる服装だけを選んでいると、個性がなくなって埋没しちゃうんです。
付き合うまでは持っていけても、いざ交際開始後に長続きしないのが、「モテ」のみを追求した人だと思うんです。
反対にいえば、あなたが好む服装がたまたまモテるとされているタイプであれば、それはそれで自らを貫き通しているということになります。
要は自分の好きなものをドシドシ着ていた方が、その人自身の魅力が際立つんですよね。
LINEの返信を遅らせる
わざと1時間遅らせて焦らすとか、LINEがない時代もよく言われてましたよね。メールの返事はすぐにしないのが鉄則! みたいな。あれ、だいぶ嘘です。
恋愛noteさんで何回も口を酸っぱくして言っているのですが、LINEの返信速度をあえて遅らせることに意味はありません。
マッチングアプリが主流になっている今は特に、タイミングが大事です。
同時進行で複数の人とデートしてる人が多数ですし、その中で連絡のペースが合わないと「脈なしかな」と思われて他の人に行かれちゃう可能性が高まるだけ。
いいですか、返信までの時間は「相手に合わせる」。これが令和版・LINEの新常識です。
相手がすぐに返してくれるタイプなら、こちらも即レスでOK。30分空けるなら同じく30分、1時間なら1時間。
こんな具合で合わせてみると、「連絡ペースも合うし、気も合うかもしれない!」と思ってもらえるかもしれませんよ。
荷物を持ってあげようとする(リード側)
絶対にやめた方がいい古すぎるモテテクが、男性側やリード側がやりがちな「荷物持とうか?」です。
ぼくは男性に対しても女性に対してもネコ(受け身)の立場をとるタイプなんですけど、このセリフがすごい苦手。
いやね、おっきい鞄ならもちろん嬉しいんですよ素直に。重いし、ぼくは身長も低いから助かるし。
でもちっちゃい肩掛けのバッグとか、そういうものまで持とうとされると、なんか従者扱いしてるみたいで居心地悪いんですよね……。
これはぼくだけなのかな?と思って以前友人たちにも聞いてみたんですが、やっぱしおおむね同意見でした。
そこまでされると引いちゃうし、どうしていいのかわかんなくなっちゃうんですよ。
行き過ぎたレディーファースト的なものは、もう現代の価値観に合っていないので、相手次第では控えた方がベターといえましょう。
女性の男性に対する家庭的アピール!
男女の恋愛において女性がやりがちなのが家庭的アピールですよね。料理上手とか、子供好きとか、そういうアレです。
いや、いいんですよ別に。心の底から、あなたがそれらを好きならば。でもそうじゃないなら、これってけっこう危険なアピールです。
なぜならあなたが損をする可能性の方が高いから。
第一に家庭的アピールって、もう古いですよね。今の時代性別問わず家事をするのが普通になってきています。
「イクメン」なんて一時期育児に積極的な男性を持てはやす言葉も生まれましたが「育児する男性は『父親』だろ」「父親なら育児するのは当たり前」「育児は女の仕事で、手伝うって感覚が抜けてないからそうなる」という意見が噴出するくらいには、世の中の価値観は既にアップデートされています。
そんな中で「家庭的であること」を武器にしても、同じく古臭い価値観を持つ男性ばかりが寄ってきそうじゃないですか?それ、あなたにとって幸せですか?
あと、現代ってけっこう、いろんな意味で「結婚」に対するハードルも上がっています。別にしなくても、余裕で幸せになれる時代ですしね。
そんな中で結婚生活をことさらにイメージさせるようなアピールを連呼すると、プレッシャーになってしまう可能性も。
的を絞ることが大事! 真のモテテクとは?

いかがでしたでしょうか。ここまで読んでいただいて、いかに一般的なモテテクとやらに逆効果なものが多いか、わかってもらえたのではと思います。
しかし適切な相手に適切なジャブを打てば、自ずと効くのがモテテクというもの。
だれかれかまわずモテようとするんじゃなくて、ターゲットを絞ってモテテクを繰り出すべきなんです。要は「自分を好きそうな人」を嗅ぎ分ける能力を磨くことが不可欠!
そこで今回は、ぼくが使うモテテクを参考としてご紹介。
ちなみにぼくのターゲット層は、年上かつリードしたい男性及びフェムタチ(フェミニンかつリードしたい女性)です。そこを確実にバシッと落とすために編み出した、自分だけのテクニックとなっております……!
話しかけるときに、手の甲をノックする!
恋愛においては受け身の立場、いわゆる「ネコ」であるぼくは、甘えてほしいタイプの人をターゲットに選びます。
そういう人を撃ち抜くモテテクの一つでかなり効果を実感していたのが、「手の甲をノックする」というもの。
例えば終電が近い飲み会の帰り道、自分で時間を確認するのめんどうなときってあるじゃないですか。
そういうときに相手の手の甲をコンコンとノックして「ねえねえ、今何時?終電いつまであるかなあ」ってやるんです。
ポイントは「手の甲」ってところ。手のひらは先ほど申し上げたとおり、ボディタッチとしては行きすぎです。しかし甲に甲で触れるだけであれば、適度なドキドキ感を与えられることが可能なのです!!
これ、周囲の友達にもよく布教するんですけど、もしあなたが「受け身」の立場が好きであるのならやってみてください。
バックハグをされたらのけぞって振り返る!
世間を賑わせたバチェラー4、観てましたか?以前バチェロレッテについての記事を書いたのですが、その出演者かつ最後まで残った黄皓さんが、まさかの4代目バチェラーに選ばれたんです。
死ぬほどおもしろかったので、まだの方はアマプラでぜひ!
で、そのバチェラー4なんですが、今回のぼくの推し・休井美郷さんは「あざとい」の使い手です。
特に話題になったのがバックハグからの振り返り方。のけぞるように、仰向けに振り返るんですよ!これがすごく可愛い。っていうか、ぼくもこれ、よく使ってました。
身長差を意識させられるし、自分の小柄さを強調できるんですよね。相手も自分に「可愛さ」を求めているのがわかっているので、めちゃくちゃ有効です。
上着を貸して!とねだる
これもよくやってました。寒い日とか、お店の冷房が効き過ぎているときとかに、「上着貸して〜!」っておねだりするんです。
男女ともに背の高いスラッとした人が好きなんですけど、そのせいで相手の服はたいていぶかぶかになるんですよね。そうすると自然に萌え袖になるから、「おっきいね〜!」とか言って、余った袖をぷらぷらさせたりして。
ベタですが、効くんです、これ。甘えられたい・リードしたいタイプの人には特に。
これやると100億%「可愛い」をゲットできるんで、そうなればもうこっちのもん。的確にジャブを打って、打って、打ちのめすまでです。
ターゲットを見極めて適切なジャブを打とう! すべての人に効くモテテクなどない

ぼくのモテテクを見てもらえばわかるとおり、これってすべての人に通用するものじゃないですよね。好みの人=ターゲットを絞って、そこにクリティカルヒットする技だけかけてます。
だって全人類からモテる必要って、そもそもあります?そんなん不可能ですし、こっちが好きじゃない人に好かれる努力をする意味なんてなくないですか?
モテテクで重要なのは、①自分を知ること、そして②自分のターゲット層を把握すること。
①では自分の魅力を理解するんです。愛嬌や知性、セクシーさや逞しさなど、自分を恋愛対象としてみる人はどこに惹かれてくれるのかな?って考えてみるとわかりやすいですよ。
②は、「①で分析した自分の強みに惹かれるであろう、あなたの好みの人」が当てはまります。
自分のことを好きになってくれそうもない人を追いかけるのは楽しいですが、やはり消耗するだけ。確実に恋人がほしいなら、こっちを狙うべきです。
そしてそういう人が求めるものをより深く追求していけば、あなただけのモテテクが見えてくるはず。
闇雲にモテテクを習得しようとするのではなく、あなただけの魅力を引き出すモテテクを身につけて! 幸運を祈っています。