彼女の作り方

ブサイクな男に彼女ができない6つの理由と意外な女性の本音3選

chikaze

92’/ノンバイナリーのフリーライター/修士(学術)/社会心理学専攻、主にジェンダー論。純文学、’70s少女漫画、映画、古着が好き。街コンで出会った夫ともうすぐ結婚2周年。noteでエッセイと小説を書いています。

今この記事にたどり着いている方は、彼女がもう何年もいない、もしくは彼女いない歴=年齢、という深刻な悩みを抱えてらっしゃるのではないでしょうか。

もしやあなたはその原因を「ブサイクだから」に集約させてはいませんか? 実はその考え方こそが「ブサイク」そのものなのです。

今回はブサイクに彼女ができない6つの理由と、それに対する意外な女性の本音3選をご紹介。これを読めばきっと、あなたはブサイクの呪いから解放されるはずです!!

ブサイクに彼女が出来ない6つの理由

自分の姿をライト付きの大きな姿見で見つめて思い詰める男性

まずはなぜブサイクに彼女ができないのか、そもそもブサイクの定義ってなんなのか、その辺りから解説していきます。

ここでしっかりとあなた自身がブサイクに当てはまっていないか、なぜあなたがブサイクなのか、確認してくださいね。現実から目を背けていては何も始まりません。まずは己を見つめ直すところから始めましょう。

1.不潔だから

「第一印象は見た目が9割」とも言われていますが、あなたは最低限の身だしなみを整えていますか? よもや襟ぐりが黄ばんだシャツや、フケだらけの頭で女性と会ったりしていませんよね?

小汚い格好をしていては、どんなに内面が素敵でも誰も近寄ってきてはくれません。友達にすらなりたくないレベルです。イケメンを目指す必要はないですが、最低限の清潔感だけは保ちましょう。

ニキビを放置せずきちんと化粧水などでお手入れし、鼻毛が出ていないかチェックすることくらいは当たり前のマナーですよ。「身だしなみを気にするなんて女のすることだ」なんて言い訳をしていたら、いつまでたってもあなたはブサイクのままです。

一生ブサイクでいたいのなら、どうぞそのままニキビ面の汗ジミで黄ばんだシャツで生活していてください。でも、そんな人いないですよね。

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2.女性に「女子力」を押し付けるから

「料理ができないなんてありえない」「化粧してないなんて女子力低いね」なんて言葉を女性に投げつけたりしていませんか? あなたはそんなつもりはなくても、それってとっても失礼な発言です。

「女子力」なんて言葉は、現代ではすでに死語といっても過言ではないでしょう。女性だけに家事育児の労働を押し付けるなんて、あまりに前時代的すぎます。そんな古くさい頭の固い男性と付き合いたいなんてご所望する女性が、いったいどこにいるとお考えですか?

ちょっと逆の立場になって考えてみましょう。女性の社会進出が進み男女平等が叫ばれるようになったこの令和の時代に、デートの会計を男性だけに任せる女性って引きません? 「金目当てかよ」「男だからって金銭的負担を一方的に背負わせんな」ってブチギレたくなりますよね。

それは女性だって同じこと。女ってだけで「家事能力が高くあるべき」なんて価値観を押し付けられたら、まともな女性はスタコラ逃げ出します。

3.無自覚にセクハラをしているから

②にも通じることですが、飲み会の席などで女性に対し、「貧乳だな」「おっぱいおっきくない?」「安産型だね」などという最低極まりない冗談を飛ばす男性がいらっしゃいますが、これを読んでいるあなたはまさかやっていませんよね?

仮にコミュニケーションやちょっとした冗談のつもりだとしても、それは立派なセクハラです。挙句、「そんなことくらいで騒ぎすぎ」などと半笑いで逃げる男性と交際したいと考える女性なんてこの世にいません。

気色が悪いだけなので、今すぐやめましょう。なお、ちょっと機嫌が悪そうに見えた女性に「もしかして生理?」などと言うのも同じです。プラスの印象をもってもらえるわけがないし、得なことはひとつもありません。死ぬほどブサイクな行為なので即刻やめましょう。

4.やたら説教くさいから

③に引き続き、無自覚シリーズです。「マンスプレイニング」(mansplaining)という言葉をご存知でしょうか。「男性」=(man)と「説明する」=(explain)をかけ合わせてできた言葉です。

要は「女性」というだけで「自分より知識が浅い」とみなし、聞いてもいない知識をひけらかし教え諭して説明しようとする、とんでもなくダサくてブサイクな行為のことを指します。

わたしは小説や映画が大好きなのですが、昔デート中に「あれのあそこの場面は〇〇の比喩なんだよ」「主人公の名前の由来を知ってる?作者がこの名前を付けたのはこうこうこういう理由があって…」などと上から目線のドヤ顔で説明してきた上に、こちらが苦笑していると「教えてもらっている相手にそんな態度じゃ社会でやっていけないよ」と説教を食らわされたことがあります。もちろんその男性とは、一度きりでお会いするのをやめました。

端的にいって非常にめんどうくさいですし、プライドをへし折られるのでイラッときます。聞かれてもいないのに一方的に説明をして「あげたり」、何かを教えて「あげたり」する行為はみっともないのでやめておきましょう。マンスプレイニングをしているときの男性の顔は、総じてめちゃくちゃブサイクですよ。

5.イタい武勇伝を得意げに語るから

昔いかにワルだったか、不良だったかを自慢げな顔で語る男性はもう目も当てられません。本当にブッサイクな言動ですし、話を聞いているこっちが恥ずかしくなってきます。

犯罪スレスレの愚行を自慢するって、非常に痛々しいし、人間性を疑います。人様に迷惑をかけたことを恥じらいもせず「勲章」のように語るような男性と仲良くなりたいと感じる女性はまずいません。

また、それに対してもし仮に「すごーい!」などと褒めてくれる女性がいたとしたら、それはよっぽどのおバカかそうじゃなければただの嫌味です。彼女をゲットするという目的から遠ざかっていく一方なので、昔の不良話は他人に漏らさないのが吉といえます。

6.人の悪口・愚痴が多い

「女ってネチネチしてるよな」という男性ほど、不思議なことに自身もまた悪口や愚痴が多く、さらに悪いことにその自覚がなかったりするものです。ここで自分の発言は「悪口」や「愚痴」ではなく、相手への純粋なる「批判」だと無駄な言い訳をするのはやめておきましょう。ブサイク度が上がるだけでございます。

誰かに対するマイナスな評価って、聞かされている方は苦痛でしかないんです。その時点で恋愛対象に入らないどころか、人として付き合うことすら嫌になりますよね。これはもう人間としての品位の問題です。自分の価値を下げても良いことなどひとつもないので、これだけは絶対に避けましょう。

ブサイク=「見た目」じゃない?!女性の意外な本音3選

荒野の中で手に持った鏡をみてこちらを覗き込む男性

ここまでブサイクに彼女ができない理由を挙げてきましたが、いかがでしたでしょうか。当てはまるもの、身に覚えのあるものがあった方もいらっしゃることと思います。

そう、結局「ブサイク」って顔の造形だけの問題じゃないんですよ。要は人間としての品位のことなのです。最低限の清潔感と、人としての尊厳を保つことができていれば、その人はブサイクではないのです。

実際にわたしの周囲の女性たちの声からも、ブサイクに対する意外な本音が上がってきています。

イケメンと「好みのブサイク」なら断然「好みのブサイク」!

いくら顔が整っていたって、イケメンなら誰でもいいわけではありません。むしろ、顔立ちがそこまで整っていなくとも「自分の好みの範疇」であれば、イケメンよりそっちを選ぶ!と明言する女性がほとんどでした。

結局は顔なんて、主観に過ぎません。例えばわたしの場合、“塩顔”がものすごく好みです。薄くて凹凸が少ない顔が好きなのですが、もし仮に濃い顔のイケメンがわたしのことを好いてくれたとしても、わたしの心は1ミリたりとも動かないでしょう。顔の造形はいささか劣っていたとしても、好みの塩顔男性の方に好かれる方がよっぽど嬉しいです。

100人中80人が自分の顔を「普通」、10人が「ブサイク」と判断するとしたら、残りの10人は必ず「イケメン」と言ってくれるのです。その10人に自分の魅力がズキュンと刺さっていれば、もう十分なんじゃないでしょうか。

ただし、いくら好みの顔だからといっても、その人の品性が最悪であれば容赦無く「ブサイク」に突き落とされてしまうということだけは重々心に刻んでおきましょう。

「イケメンだったら許せるんだろ!」はウソ!

ブサイクがブサイクを拗らせたがゆえによく発するこの言葉、これ自体がブサイクそのものですよね。

いくら顔が整っていようと、不潔だったり時代錯誤な男女差別発言をしたり説教くさかったり武勇伝を語ったりネチネチ悪口を言う人であれば、イケメンであってもブサイクになります。顔の造形が整ってればオールオッケーなんて、そんなアホで単純な女性はいません。いるかもしれませんが、それはその女性が本当にアホで単純なだけです。

そもそも「女は顔(金・地位など)しか見てない」という発言からして、女性を見下しています。非常にブサイクらしいブサイクな思考です。

女性は馬鹿じゃありません。外見だけで簡単にブサイク判定を下すほど、単細胞なわけがないんです。顔の造形なんかじゃなく、それ以外がどうしようもなくブサイクだから、相手にしないだけなのです。

イケメンは顔の造形より雰囲気や性格で決まる!

ちまたで女性がキャーキャー言っている芸能人なんかをよくよく観察すると、そこまで顔が整っているとはいえない人もいたりしますよね。

実はイケメンって、性格から滲み出る人柄の良さとか、醸し出す雰囲気なんかで判断されることがほとんどなのです。おしゃれで清潔感があって爽やかで、それでいて相手をきちんと尊重することのできる人としての好ましさこそが、イケメンが「イケメン」たる所以なのです。

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脱ブサイクの秘訣とは?!

顔中に墨を塗りたくった髪の無い人

これまでブサイクに彼女ができない理由と、それに対する女性の本音をご紹介してきました。ブサイクが外見だけの問題ではないということは、理解していただけたでしょうか。

しかし、じゃあどうやったらブサイクから脱出できるの?という疑問も出てくると思います。そこでこちらでは、脱ブサイクのための秘訣を徹底解説していきます。

これをマスターすれば、もうあなたは誰にもブサイクなんて言われなくなるはず。

身だしなみを整える

再三言ってきましたが、身だしなみは人と会う上での最低限のマナーです。ここで手を抜いていれば、あなたは恋愛対象に入るどころか人としてお近づきになりたい相手としてもみなしてもらえません。

身だしなみを気にするなんて女々しい、なんて文句をたれるヒマがあるのなら、ニキビ面を治しましょう。皮膚科で薬をもらい、朝晩きちんと洗顔をして、清潔に保ってください。ニキビや顔の油っぽさがなくなるだけでも、印象はぐっと変わります。

爪もちゃんと短く切り、シミやシワのない洋服を身に付けましょう。たったそれだけのことで、第一印象ブサイクから抜け出せるんだから、やらない手は無いはずですよね。

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相手をきちんと尊重する

旧来の男女差別的思想に呪われたまま女性と接し、女性に過剰な「女性らしさ」を押し付けることはやめ、ひとりの人間として対等に接するよう努めてください。

なにもわざとらしいエスコートやレディーファーストを無理にしろっていうんじゃありません。相手の話に耳を傾け、同調し、ときには意見を言い、あくまで求められたときだけ精一杯誠実にアドバイスをしましょう。このとき、上から目線で「教えてあげる」のではなく、相手の気持ちに真摯に向き合うことが大切です。相手を思い遣ることさえ忘れなければ、アドバイスがトンチンカンなものになることもないはずです。

セクハラをせず、自慢をせず、相手の嫌なことをしなければ、あなた本来の魅力を発揮することなんて簡単ですよ。人間関係の基本を忠実に守りさえすればいいのですから、怖がることはありません。

ブサイクは顔じゃない!自分を卑下せず自信を持とう

ピエロのメイクをして今にも弾けそうな動きをする男性

卑屈になったり変に構えたりすることが、ブサイクの原因だということはわかっていただけたでしょうか。真に「ブサイク」な人なんて、実はこの世にいないのです。

そもそも顔の造形が少しでもアンバランスならブサイクであるとすれば、この世はブサイクだらけになってしまいます。そのアンバランスさは、あなたの努力によって味や魅力になるのです。

ここまで紹介してきた「ブサイクに彼女ができない理由」や、それに対する女性の本音を踏まえ、ぜひ脱ブサイクを遂げて素敵な彼女をゲットしてください。外見に囚われすぎず、内面をしっかり磨いて「イケメン」になりましょう。応援しています。

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