アラサーであるぼくの身の回りでは、結婚報告が相次いでいます。20代半ばの第1次ラッシュが過ぎ去り、30歳を目前にした今、まさに第2次ラッシュが到来している模様。
しかしながら、第1次で結婚した子たちの離婚報告も同時にポツポツ上がってきていたりします……。
そこで今回は、結婚相手の選び方について徹底考察してみました!後悔しない結婚のために、人生最大の決断を下す前に知っておくべきNGパターンをご紹介。
結婚を考えているそこのあなた、必見です。
目次
ずっと一緒にいるならこの人!結婚の決め手とは?

最初に、第1次ラッシュで今の夫と結婚したぼく(戸籍は女性のノンバイナリーで、恋愛対象に性別は問わない人間です。)が「この人だ!」と直感した決め手をご紹介。あなたの参考になればいいのですが…!
「嫌なこと」のポイントが一緒
夫とぼくは、趣味はそこまで似ていません。ぼくは小説を好むけれど、彼は物語を必要としないタイプ。映画も進んで観ませんし、漫画すら所持していません。
ですが夫とぼくは、「嫌いなもの」が一緒なのです。
結婚する前に彼から聞いたエピソードですごく共感したものがあるので、ちょっと紹介させてください。
ぼくと交際開始前、ある女の子とデートに行ったらしいのですが、そのとき彼女が「この景色見て元気もらえました!」って言ったそう。
それを聞いて夫は「死ぬほど萎えて次のお誘いは無視した」とゲンナリした顔で語っていました。
なーんかあざとくないですか?夜景見て、「元気もらえました!」って。太陽と大地にめちゃくちゃ感謝してそうで、ぼくもちょっと苦手です。
こういう説明のつかない類いの「なんか嫌」って感覚、つまりは生理的な嫌悪のポイントが一緒だと、生活はかなり楽な気がします。
倫理的に許せないことなどもしかり、実は「同じ感覚」ってプラスのものよりマイナスなものの方が一致度は重要なんじゃないかなあとぼく個人的には思いますね。
価値観のすり合わせを避けない&嫌がらない!
よく「価値観が合う・合わない」を基準に相性の良し悪しを測ろうとする人いますけど、そもそも価値観ってまじで人それぞれ違くないですか?
ぴったり合う人っているの?たぶんそれ、血縁者でもなかなかないですよ。
だからこそ、話し合いから逃げない姿勢はとても大事。行き違いが起きたら、その都度逃げずに話し合う姿勢を持っていてくれたからこそ、夫との結婚を決意できた気がします。
まあ、ぼくがキレ倒して逃げ道を奪っているだけの可能性はなきにしもあらずですが……。
スマホをトイレor風呂に持って入らない!
異様にスマホを隠す人と以前付き合っていたことがあるんですけど、やっぱ浮気してましたね。浮気っていうか、こっちが浮気相手だったんですけど。
もう四六時中スマホ離さないんですよ、ああいう人種は。トイレにはもちろん、風呂にだって持って入ります。
その点、夫はまじでスマホそのへんにロックもかけず放置しまくるタイプなので、とても安心できました。
もちろんマナーとして勝手に見たりすることなどないですが、「知られて嫌なことなどない」と態度で示してくれているのは嬉しかったです。
後悔しない結婚相手の選び方!人生最大の決断の前に知っておくべきNGパターンとは?

ぼくの結婚の決め手を振り返ったところで、いよいよ本題に入ってまいります!後悔しない結婚相手の選び方とは?人生最大の決断の前に知っておくべきNGパターンとは?
余すところなく解説していくので、ぜひ目を通してください……!
話し合いがちゃんとできない
話し合いがちゃんとできるかどうかは、結婚前にチェックしておくべきポイントです。「自分さえ我慢すれば」なんていう考えで突き進むと、いずれ関係は破綻しますよ。
あなたにとって我慢し続ける結婚が「幸せ」に繋がりますかね?そんなはずないですし、ぼくとしてもあなたにそんな思いはしてほしくありません。
具体的なNG例を挙げてみましょう。あなたと恋人との間でなにがしかの衝突が起きたとき、お相手はむっつりとだんまりを決め込んでしまう……なんてことありませんか?
あなたが不満を伝えたとき、「そんなん言われたら何も言えなくなるじゃん!」などという台詞(これ言うやつほんと嫌いなんですよ個人的に)を吐いて論点をズラしたりしませんか?
あるいは怒鳴ったり、手を出してきたりして、悪くないのにあなたが謝ることでしか収拾のつかない事態になることは?
交際時は「自分さえ我慢すれば」でいいのかもしれません。しかし、結婚ってなるとやっぱ別です。
あなただけが一方的に我慢を強いられる関係性を日常的に続けるなんて、土台無理な話なんですよ。
死んでもスマホを離さない
これもさっきお話しした通りですね。トイレにも風呂にもスマホを持ち込む「死んでもスマホを離さない属」は浮気・二股その他隠し事があると疑って良し。
特にジップロックに入れてまで風呂に持ち込むタイプの人間は、まず間違いないでしょう。ていうか、「ジップロック」ってのがわりとポイントな気がしてるんですよね。
だって普段からお風呂にスマホ持ち込むタイプの人なら(ぼく長湯好きなのでしばしば持ち込みます)、防水用のケース買いますもん。感度しっかりめで、スムーズに文字打てるような、Face IDもちゃんと反応するようなやつ。
そうじゃなくて「ジップロック」かつ「シャワーのみ」のときも持って入るのなら、それはもう見せられないよっぽどの何かがある証拠だと考えていいと思います。
将来の家族像に夢を抱きすぎている
「子供は何人で〜」「将来は戸建てを買って〜」などなど、将来の家族像を語りたがる人いますよね。
まだ具体的な結婚の目処も立っていないうちからこういう話されると、大抵の人は「将来設計がしっかりしていていいなあ」なんて好感を抱くか「重いなあ」と思うかのどちらかだと思うんですけど、それ、実はどっちでもないかもしれませんよ。
実現の見通しが立たない行き過ぎた夢もとい幻想を抱いている人は、そこからちょっとでも外れると「こんなはずじゃなかったのに」と怒り出す可能性があります。
要は現実を見ることができていないんですよね、結婚をおとぎ話の中の王子様とお姫様がするものだと思い込んだまま、今日に至っているっていう。
金銭感覚がダメダメ!貯金ができていない
相手の懐具合をさりげなくチェックしておくのも、結婚前に確かめておくべき重要なポイント。
あまりにも金銭感覚がかけ離れていたり、身の丈に合わない散財をするのであれば、決断は急がない方がいいかも。
人生のパートナーとなる人が、金遣い荒かったら地獄ですよ?!お財布を一緒にする場合だってあるだろうし、家計を使い込まれちゃたまりません。
共に生活していくことなど、到底無理ですよ。婚約が決まったら「失礼かな」なんて考えは一旦捨てて、貯金額や収入、月の手取りなどを聞いておきましょう。結婚後に借金が発覚したりしたら、もう最悪です。
道徳的・倫理的にやばい発言を繰り出しまくる
ぼくの父親は典型的なモラ夫&毒親だったのですが、道徳的・倫理的にやばい発言を日常的に繰り出す人間でした。
たとえば、女性タレントや女性のスポーツ選手がテレビに映ると「ブッサイクやな〜」「デブやな」とか平気で連呼するんです。あれ、聞いててかなり気分悪かったな……。
他人の容姿を貶める発言をしたり、差別発言を平気でぶっ放つような人間に、ろくなのいるはずないですよ。
ただただ不快になるだけの言葉を口にするようなやつと、これから先、一生一緒に過ごしたいですか?一緒にテレビ観たり、食事を共にしたいですか?やですよね?
ぼくは親元を離れてから本当に楽になりました。
モラ夫は自分に害があるだけでなく、子どもにまで悪影響を及ぼすので、少しでもモラの気配を感じたら即座にちゃっちゃか逃げましょう。迷っている暇はありません。
結婚=ゴールではなく、「生活」!結婚生活に期待しすぎてはいけない理由

結婚相手選びをしくじらないための見分け方や注意点等々のNGパターンを紹介してまいりましたが、とはいえ結婚なんて人生の通過点のひとつに過ぎません。
よく「ゴールイン」なんて形容されたりしますけど、結婚はゴールではなくただの「生活」。
そこで最後に、結婚生活に期待しすぎてはいけない理由を解説してみました!
「価値観が合う人」なんていない!大切なのはすり合わせ
先ほども述べた通り、「価値観が合う人」なんてのは存在しないんです。幻想です。少女漫画の中だけの話なんで、そこが合う・合わないを重要視しすぎるのはやめましょう。
もちろん「似ている」ことは大事。絶対に譲れないことなどで、あまりにも反対の方向を向いていたら困っちゃいますもの。でもぴったり一致するなんてことはあり得ないので、その都度すり合わせは必要です。
あなたもお相手も、そこを面倒に思わないほどに愛し合っているのならば、価値観のすり合わせもそんなに苦にはならないはず。
「思ってたのと違う!」なんてことはいくらでも出てくる!
たとえ交際期間が何年あろうと、同棲期間があろうと、「思ってたのと違う!」なんてことはもういっくらでも出てきます。相手の親御さん・親戚との付き合いなんて、特にその筆頭ですよ。
よくモラ夫の愚痴を呟くTwitterアカウントの方に「なんで結婚前に見抜けなかったんだ」とかいうクソリプ送ってる人いますけどね、見抜けるもんじゃないんです。
人生のパートナーになるって、それほどまでにただの「恋人」とは関係性が違うんです。想定外の事態なんて死ぬほど起きるし、お相手の知らなかった一面も死ぬほど出てきます。
「それでも大丈夫だ、この人とならやっていける!」という確信が持てるのかどうか、今一度ご自身の胸に手を当てて考えてみて。
婚約したからって浮かれすぎない!婚約中の違和感は見過ごさないで
プロポーズした後・された後って、幸せの絶頂ですよね。指輪なんかインスタグラムに載せちゃって、周囲も祝福ムードで、挙式する方なんかは式場探しも始まったりして、とにかく浮かれっぱなしの毎日のはず。
ですが婚約中の違和感は、くれぐれも見過ごさないで。式場を予約した後でも、家を決めた後でも、家具を購入した後でも、まだ引き返せます。
「ん?」と思った些細な違和感が後々大きな問題になってくる……なんてことはしばしば起こり得るのです。
喜ぶ気持ちも大切ですが、一歩引いて冷静な視点に立つことも忘れずに。あなたの一生を左右する大きな決断なんですから、浮かれすぎは禁物ですよ。
「結婚したら一人前」なんて考えは古い!とにかく一度やってみるしかない

いろいろ書きましたが、とはいえ「結婚したら一人前」的価値観はこの令和においてはすでに廃れているといえましょう。
必ずしもしなきゃいけないものじゃないですし、離婚したら人生終わりなんてこともありません。
大きな出来事であることには間違いないので、できる限り失敗はしたくない気持ちはわかります。しかし、予想できない「すれ違い」が起こらない可能性はゼロではないですし、こればっかりはやってみるしかないんです。
ある程度の確信が持てたのなら、くよくよ悩みすぎず「えいやっ!」と飛び込んでみましょう。
その先に幸せが待っているかどうかは、半分は運、もう半分はあなたの努力にかかっています。どうか幸せな結婚生活を!