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バチェロレッテから学ぶ婚活で選ばれる『モテる男・モテない男』の特徴とは?

chikaze

92’/ノンバイナリーのフリーライター/修士(学術)/社会心理学専攻、主にジェンダー論。純文学、’70s少女漫画、映画、古着が好き。街コンで出会った夫ともうすぐ結婚2周年。noteでエッセイと小説を書いています。

Amazon Prime Videoで大人気の「バチェラー」シリーズの男女逆転版である「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン1、皆さんは観ていましたか?

SNSを中心に大盛り上がりになっていたので、夢中になっていた方も多いのではないかと思います。つい先日10月30日(金)に衝撃の最終話が配信され、大きな話題を呼んでいましたよね。

初代バチェロレッテ・ジャパンの福田萌子さんは、実家もご自身も規格外のセレブでありながら、芯の通った聡明な女性です。それでいてとても純粋でまっすぐで、少女のような可愛らしさも持った、まさに女性の憧れる女性そのもの。これまでの「女性は男性の後ろを三歩下がってついて行く」というような古臭い価値観を覆す自立した姿勢が現代の女性の共感を呼び、番組自体の人気にも直結した模様です。

そんな現代の女性の代表ともいえる萌子さんを通して、「モテる男・モテない男」を徹底分析!

これまで巷でささやかれてきた小手先のテクニックや、前時代的な「男らしさ」などは、もう古いのです。令和の女性には通用しません。真に魅力的な男性の特徴を洗い出したので、今世でモテたいと思っている方はぜひ最後まで読んでみてくださいね…!(ちなみに盛大にネタバレしているので、まだ観ていない方は要注意です!)

1.ラスト3名!萌子さんの気持ちを惹きつけた「モテる男」の特徴とは?

まずは、ラスト3名に残った男性の簡単なプロフィールと人物紹介からはじめていきたいと思います。

どの男性もそれぞれ個性的で、とっても魅力的な方たちです。

萌子さんの心を惹きつけた3人を分析し、「モテる男」の特徴を探っていきましょう!

1.1 ラテン気質の歌手・當間ローズさん

1人目はラテン気質のブラジル人歌手・當間ローズさんです。萌子さんに対しては初対面から頬に触れるなど親密なスキンシップを図り、チャラいのかな?という印象を受けたのですが、実はまったく正反対。蓋を開けると情熱的で一途で、とっても誠実な男性でした。

その後開催されたカクテルパーティーで、「少し強引にアピールしすぎてごめんね」と萌子さんに謝罪。きちんと相手の気持ちを考えられる、優しい人柄が垣間見えた瞬間でしたね。脱落した男性たちに涙を浮かべて別れを惜しむ姿にも、慈愛を感じられました。また、他の参加者男性にお別れを告げることとなり罪悪感で落ち込む萌子さんをしっかりと抱きしめて寄り添う場面では、年下とは思えない包容力を見せつけられてときめいた視聴者の方も少なくなかったですよね。

最後まで萌子さんを丸ごと包み込むような深い愛情を示し続け、26歳とは思えない大人っぽさで見事ラストの3名まで残ったローズくんは、間違いなく素敵な男性です。

當間ローズさん公式サイト

當間ローズさんTwitterアカウント

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1.2 不器用だけどまっすぐ!画家・杉田陽平さん

続いては誰もが「まさかこの人が最後まで残るとは」と驚いたであろう、バチェロレッテのもう1人の主人公ともいうべき「杉ちゃん」について。最初のカクテルパーティーでは他の男性に気圧されて萌子さんに話しかけることすらできなかったのに、その圧倒的に豊かな感性でラストの2名まで勝ち残りました。

モノクロで描いた萌子さんの油絵を見せ、「これから知っていく中であなたの色を見つけたい」とはにかみ、その言葉通り萌子さんとの時間を重ねるごとに彩色してラストで完成版を手渡すところなどは、思わずうるっときた方も多いのではないでしょうか。また、恋を「花びら」と喩えるその表現にも個人的には唸らせられました。とってもロマンチックですよね。

アフターファイナルローズでもう一度決死の告白を萌子さんにしたあのシーンでは、本当に胸を打たれました。不器用だけど最後までまっすぐに萌子さんに愛を伝え続けた杉ちゃんは、17名の男性の中でいちばんかっこよかったと言っても過言ではないかもしれません。実はとっても情熱的な杉ちゃんにいつしか魅入ってしまい、気がつけば心の底から応援していた視聴者の方も多かったはずです。

杉田陽平さん公式ブログ

杉田陽平さんTwitterアカウント

杉田陽平さんInstagramアカウント

1.3 ハイスペだけど実は繊細!実業家・黄皓さん

参加男性の中でいちばんのいわゆる“ハイスペック”であり、複数の会社を経営する中国人の実業家黄皓さんは、見るからに「できる男」風のイケメンです。本編では自信満々で気が強く、他の参加者男性とバチバチにやりあったり、「シンデレラでいうところのブスの姉たちの言い合い」「前菜の三品」などとキレッキレの毒舌を吐いたりする“ヒール”キャラでしたね。

ですが、お話が進むごとに見た目と裏腹な繊細さが見えてきて、徐々に印象が変わっていきました。ローズくんたちに「隙がなくて遊びがない」「個性がない」と言われて揉めてしまう一幕もあったのですが、そのときに初めてコウさんは萌子さんに「実はコンプレックスが強くてズボラなところもある」「中国から思春期に来日していじめのようなものを受けたこともある」と打ち明けます。

弱みを見せることが苦手なため、ローズくんや杉ちゃんと比較すると情熱が足りないように見えてしまっていたかもしれません。しかし、最後の最後で萌子さんが「どちらにもローズを渡さない」という決断をしたあと、「萌子さんって空気読めない(読まない)ところあるじゃない、でもそういうところがかっこよくて好きだったんだろうけどね」とポツリとこぼすのです。口下手で感情表現が得意でないだけで、実はローズくんや杉ちゃんと同じくらい萌子さんのことをきちんと理解していたし、真剣に想っていたことが伝わってきてジーンとしてしまいました。

また、カクテルパーティーで他の男性と話す萌子さんの気を引こうとしゃがんでグラスをカンカンと合わせて見せたり(「コウコウカンカン」で有名になったあのシーンです!)、「これからは好きってちゃんと伝えるね」という約束とともに小指を差し出して指切りげんまんをして見せたりするなど、お茶目で可愛らしい一面も

黄皓さん公式linktree

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2 一見するとバラバラ!でも良くみるとわかる「モテる男」の意外な共通点とは?

ラスト3名の特徴を挙げてみましたが、三者三様で見事にタイプがバラバラなことがわかります。しかし、彼らには意外にもいくつかの共通点がありました。この共通点こそが、「モテる男」の条件なのです…!

2.1 ギャップがある!

ローズくんは「チャラそうだけど実は誠実」杉ちゃん「気弱そうに見えて情熱的」コウさん「傲慢そうだけど繊細でお茶目」など、3人とも第一印象と内面に大きなギャップがあります。

意外な一面を見せられると、好感度が上がってキュンとしてしまいます。その人のことをもっと深く知れたような気がして、うれしくなりますよね。

2.2 「好き」と言葉に出して伝えている!

これはスタジオメンバーのシェリーさんも指摘していましたが、3人は萌子さん面と向かってはっきり「好き」だと伝えています。愛情は態度だけではわかりません。「付き合っているから言わなくてもわかるだろう」というのは、伝える側の甘えです。

きちんと口に出してくれることによって自信も持てますし、何より言われ続けていると自分も好きになってきちゃいますよね。

2.3 真剣に萌子さんが好き!恋心のガチ感

もちろん世間に公開されるものですし、少なからず「売名」の意図は出演者全員にあったはず。それは何も悪くないですし、むしろ当然のことでしょう。

けれども回を重ねるごとに、真剣に萌子さんを好きになっていく方そうではない方で別れていくのが印象的でした。萌子さんも、相手がいかに自分に真剣に向き合ってくれるかを重要視していましたよね。

自分に対して本気で興味を持ってくれる人に対しては、自分もまた本気で向き合いたいと思うのが自然の心理です。いかに本気で相手のことを思っているかアピールすることも、誠実さのアピールになりますよ。

2.4 芯がしっかりとある!

3人とも口先だけの薄っぺらい人間なんかじゃなく、これまでの苦労努力積み重ねがあった上で自分の好きなことやりたいことが明確だったりと、とにかく芯の通った人ばかり。

確固たる軸を持っている人って、それだけで尊敬できますし、人間として魅力的ですよね。人としての魅力を感じると、自然と恋に変わることが多い気がします。

2.5 気配りができる!

泣いている萌子さんをただ抱きしめたローズくん、アトリエで作品作りをするとき萌子さんのやり方を否定しない杉ちゃん「ハグしていい?」ときちんと聞くことのできるコウさん、3人とも当たり前の気配りがしっかりとできているんです。

余計な慰め考えの押し付けをしないこと、ボディタッチをする前に確認を取ることなど、相手の意思を尊重できるというのはとても素晴らしいことですよね。不快感を覚えることは絶対にないので、安心して接することができます。

3 萌子さんもチベスナ顔!バッサリ落とされた「モテない男」の特徴とは?

萌子さんが男性に対して感情が冷めるときの表情が、チベットスナギツネに似ていることから、SNSでは「チベスナ顔」と呼ばれていました。萌子さんからチベスナ顔を向けられた男性は、その後もれなく脱落しています…。

そんなバッサリ落とされてしまった男性たちを分析し、「モテない男」の特徴を調査してみました。当てはまるところがないか、男性の方は胸に手を当ててしっかりと確認してみてください。

3.1 自称1000人斬りのナンパ師!イベントオーガナイザー・藤井達也

まず肩書きからしてドン引き必須な藤井さん、彼は萌子さんに「私のことどう思っている?」と印象を尋ねられた際に「キレイ、カワイイ、スタイルカンペキ」の3つを挙げて見事にその後脱落しています。

自分のことを訊ねたときに外見しか言及されなかったら、「この人は表面的なところしか見てないんだな…」と判断されても仕方がないもの。思考の浅さが露呈すると、途端に冷めてしまいます。

3.2 サーファー・萩原章太

日焼けした肌やチャラそうな見た目とは違い、物腰が柔らかい萩原さんでしたが、彼も底の浅さが露呈した瞬間に萌子さんからチベスナ顔を喰らって脱落しております。

個人的にとても気になったのが、萌子さんの「もし仮に結婚して子供ができたとして、子供が学校に行きたくないって言ったらどうする?」という質問への返答。「学校は行かせる!自分が楽しかったから!その代わりとことん話は聞くかな…」というようなものだったのですが、これって自分の意見を子供にゴリゴリに押し付ける宣言ですよね? この台詞が出てきた途端、「それはないわ」とわたしも呆れてしまいました。

子供と親は当然ながら違う人間です。そんなことも理解できていないのでは、「この人との未来はちょっと不安だな」と思われてしまっても文句は言えません。

3.3 殺陣を披露したサムライ!役者・五島幸夫

いちばん最初に萌子さんと出会ったとき、レッドカーペットで突然殺陣を披露した五島さんもといサムライですが、「よくこの人を初日で落とさなかったな…」と萌子さんに対して逆に尊敬の念すら覚えました。アピールが謎すぎますし、方向性を間違えすぎですよね。なぜそれで萌子さんの心を掴めると思ったのか、甚だ疑問でしかありません。

まあ、それはいいんです。最初なので少しでも印象に残らないと!と意気込む気持ちもわからなくはないので。問題はサムライが脱落するきっかけとなった、沖縄でのワークアウトの時の口の悪さです。

腕立て伏せをしている最中に「ふざけんなこの野郎」などとブツブツ言っているあのシーン、怖すぎませんでしたか?!萌子さんもドン引きしていましたよね。自分を奮い立たせるための台詞なのかもしれませんが、そういうふとしたときに素は漏れてしまうもの。アフターファイナルローズでも萌子さんを罵るような口調で喋っていたので、結局あれがサムライの素顔なのでしょう。ああいう言葉遣いをする人って、品がないですし怖いですよね。あれが「男らしさ」アピールのつもりだったら、ズレすぎてて痛いですし勘違いし過ぎです。

3.4 毒舌の美容家・瀬戸口弘樹

綺麗な肌や中性的な顔立ち、美容に対する意識の高さはとっても素敵なのに、男性陣の中での振る舞いがとにかく残念すぎたのが瀬戸口さんです。同じ「毒舌」でも、最後まで残ったコウさんとはやっぱり違うというか、ユーモアがないんですよね。聞いていてクスッと笑えるものでもないし、ただただ不愉快な印象にさせるだけのものでした。

彼はとにかく戦う方向性を最初から最後まで間違えていましたね。萌子さんにまっすぐ向かうのではなく、周囲の男性に勝ちたいだけ。前触れなく突然突っかかって喧嘩をふっかけるところなど、側から見ていても「何この人」という印象を受けるだけでした。まあ演出上の関係もあるのかもしれませんが…。

4 人間としての魅力が大前提!芯がない男性は即シャットアウト

いかがでしたでしょうか。こうしてラストまで残った男性脱落した男性を比較してみると、「芯があるかないか」がキモな気がします。

芯が通っている男性には、自信(過剰なものではなく客観的な自己評価に基づくもの)と余裕があります。それこそが、誠実さ相手への思いやりに自ずと繋がっているのではないでしょうか。

萌子さんの男性の見る目は、現代を生きる多くの女性と共通しています。今の時代の女性たちは、男性の三歩後ろを歩きたいだなんて思っていません。自分を尊重し、対等に接してくれる「人間としての魅力が豊か」な人を人生のパートナーに求めています。

バチェロレッテで脱落した「モテない男」の特徴に心当たりがあってギクッとした方こそ、もう一度バチェロレッテを観返して最後まで残った「モテる男」たちについて研究してみましょう。小手先のテクニックや従来の「男らしさ」は捨てて、中身をしっかりと磨いてください…! 辛い時が成長する時だよ! Let’s Enjoy!

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