彼氏欲しい

好きな人ができないけど彼氏は欲しい!あなたに好きな人がいない理由と好きな人の作り方

chikaze

92’/ノンバイナリーのフリーライター/修士(学術)/社会心理学専攻、主にジェンダー論。純文学、’70s少女漫画、映画、古着が好き。街コンで出会った夫ともうすぐ結婚2周年。noteでエッセイと小説を書いています。

彼氏が欲しいのに、好きな人ができない! そんなお悩みを抱えている方って、少なくないですよね。

いいなって思う人がいない……だけど彼氏は欲しい……将来的なパートナーを探しているし結婚も見据えているけれど、ピンとくる人に巡り会えない……。

今ここを読んでくださっている方は、そんな堂々巡りの最中にいるのではないでしょうか。

そこで今回は、あなたに好きな人がいない理由と好きな人の作り方を徹底考察!ドツボにハマった方の手助けとなるであろう内容を詰め込んだので、ぜひ最後まで目を通していってください。

彼氏が欲しいのに好きな人ができない! あなたに好きな人がいない理由とは?

彼氏が欲しい気持ちはあるのに、好きな人ができないジレンマ。これってけっこう苦しいですよね。彼氏候補さえいなかったら、そもそも恋愛が始まりませんし。

そこでなぜ好きな人ができないのか、その理由を考察してみました。あなたに当てはまるパターンも、この中にきっと見つかるはず!

そもそも「恋愛感情」がないのかも?

まず、人類全員に「恋愛感情」なるものがある、というのが幻想なんです。実はこの世には、恋愛感情をもともと持っていない人も存在しているんですよ。

「アロマンティック」と呼ばれるセクシュアリティで、おかしなことでも変なことでもないんです。

これまでの人生で「恋バナについていけなかった」「そもそも“恋”がなんなのかよくわからない」なんて思ったこと、ないですか?

思い当たる節があるのなら、もしかしたらあなたは「恋愛感情」を持たない人なのかも。

ただ、「恋愛感情」を持たない人が「彼氏が欲しい」という気持ちになることに、矛盾があるわけではないんです。これは後ほどきちんと解説しますね。

ものすごく親しくなった人にしか、恋愛感情を抱かないのかも?

人を好きになった経験はあるけれど、片手で数えるほどしかない……それもものすごく親しい人にしかそういう気持ちを抱くことができない……。

恋愛感情がまったくないわけじゃないけれど、ごく稀にしか恋をしない人、そして親密な相手じゃないと恋愛的に惹かれないという人も、少なくないですよ。

そこそこ年齢を重ねているのに「恋」をしたことのある相手が極端に少ないのであれば、あなたはデミロマンティックと呼ばれる性的指向を持つ人かもしれません。

でも、もちろんそれだってあなたの大切な個性。おかしいことでも、なんでもないんです。

ただあなたにとっての恋愛の形が、そうであるというだけの話。だから「彼氏が作りにくい」というわけではないので、安心してくださいね。

条件で相手を見てしまっているのかも?

もしかしたらあなたは、年収や学歴など、「条件」で彼氏を探そうとしてはいませんか?

いや、もちろんそれだって大事なこと。結婚(ここでは法律婚に限らず、事実婚も含めています)を見据えているのなら、なおさらです。

特にあなたが女性であり、子どもを望んでいるのならば、むしろ当たり前とも言えるでしょう。

しかしそれにこだわりすぎることは、ちょっと問題です。大切なことを見逃してしまいますし、心の豊かさは損なわれてしまうかも。

彼氏に対してあなたが何を望んでいるのか、いったん冷静になって考えてみるべきかもしれません。あなたにとっての「譲れないもの」を今一度見極める必要がありそう。

恋愛をする心の余裕がないのかも?

日々の仕事や生活に奔走していると、けっこうこの状態に陥りがちですよね。そもそも恋愛って、心の余裕がないとできない気がします。

出会いの場に出かける時間もなければ、マッチングアプリで相手を探す暇もない。忙しすぎて疲れているし、休日はしっかり寝て休みたい。

そんな日々が続いていると、気持ちはあっても行動には移しにくいもの。

そういうときは、無理に好きな人を探さないほうがいいのかもです。焦って妥協した相手を彼氏にしちゃったら、それこそ余計に時間がもったいないですし。

恋愛しなくても心が満たされているのかも?

仕事も趣味も充実しているときって、自然と恋愛モードに入りにくいもの。「不便はないけれど、ときめきがほしい」という気持ちがありつつも、本腰を入れて相手を探す気分にもなかなかなれないですよね。

満たされているのはいいことだけど、将来を考えるとやっぱり不安。でもそういうときって、やっぱり無理に彼氏を作ろうとしないほうが良いと思います。

そもそもの生活が充実しているのならば、自然といい人は寄ってきますよ。

気配すらしないと嘆いてばかりいないで、周りを注意深く見てみるのもいいかもしれません。もしかしたらあなたに好意を寄せている人が、案外近くにいるかもです。

彼氏が欲しいのに好きな人ができない人へ、好きな人の作り方とは?

彼氏が欲しいのになかなか好きな人ができない、その理由を考察してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。「これかもしれない!」と思えるパターンが、きっとあったはず。

それを踏まえた上で、ここでは好きな人の作り方をご提案してたいと思います。あなたの現状打破の鍵になるはずなので、ぜひ目を通していってください……!

周囲に「彼氏が欲しい」とアピールする!

一番大事なことは、周りの人に「彼氏が欲しい気持ちがあること」を知っておいてもらうこと。

だってそれほど親しくなければ、たとえば職場の同僚の方なんかは、あなたに恋人がいるかどうかさえ言わなきゃわからないですよね?

あなたが彼氏を求めているか知らなければ、自然と紹介の話だって入ってきません。

良い人がいたら繋いでもらえるように、ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、周囲には積極的に「彼氏募集中」アピールをしておきましょう。

出会いの場には積極的に顔を出す!

充足している人や忙しい人にありがちなんですが、出会いの場をとにかく面倒くさがるんですよね。

彼氏が欲しい気持ちはあるけれど、いまいち必死になれないそこのあなた。今のままでは、永遠に彼氏はできないですよ。

現状打破を目指すのならば、合コンに誘われても億劫がらないで。とにかく呼ばれたらできる限り行ってみましょう。

マッチングアプリにも登録して、前のめりで相手を探してみてください。出会いがなければ、当たり前ですが気持ちも動きません。ちょっとエネルギーを使いますが、頑張ってみて。

ドストライクの人じゃなくても、お誘いがあったらとりあえず乗ってみる!

とにかくストライクゾーンの狭い人や、先ほど挙げた条件を重視しすぎてしまう人に起こりがちなのが、「範囲外の人からのお誘いをすべて断る」というもの。これ、かなり損していますよ。

いや、もちろん嫌いな人のお誘いに無理に乗れって言ってるんじゃないんです。逆立ちしても心が動かないような人とデートしたって、自分の時間も無駄になるだけですし。

そうじゃなくって、そこまでストライクじゃなくっても、ちょっとでもありかな?と思える相手となら、一度だけデートしてみてください。

あなたの理想像そのまんまの男性が現れてくれるのがもちろんベストだけど、ここは現実世界です。

そんな夢物語は残念ながら実現の可能性が低いですし、一度恋愛モードになって相手を見つめてみると印象がガラッと変わることも。

好みじゃないからとすぐに切り捨てず、いったん考えてみてはいかがでしょう。合わなかったら、そのときに断りゃいいんですから。気楽にいきましょう、気楽に。

活動範囲を広げてみる!

これも出会いの場に積極的に顔を出すべきなのと同じ。行動範囲を広げて、人と知り合う機会を増やしましょう。

趣味があるならサークルに入ったり、オフ会に参加してみたり、思い切って普段の人間関係から離れた場所に飛び込んでみて。

新しい人と知り合う機会がなければ、そもそも好きになれる人と出会えませんよね。出会いのチャンスを増やさずして、彼氏などできるはずもありません。

勇気が要りますが、最初だけです。頑張って一歩踏み出してみて。

自分の好みのタイプの分析をし直してみる!

恋愛経験がそもそも少ない人、付き合った人数が少ない人って、自分がどんな男性に惹かれるのか、いまいちわかっていなかったりしますよね。

ここを押さえておかないと、闇雲に相手を探すことになってしまうかも。マッチングアプリでも狙うべき人をわかっていなければ、マッチする可能性すら低くなってしまいます。

これまで恋をしてきた人や好きな芸能人など、その特徴を一回洗い出してみましょう。

紙に箇条書きで書くのも、けっこうおすすめですよ。頭の中も整理されるし、可視化されるので把握しやすくなります。

「彼氏が欲しい」≠「恋愛がしたい」! 恋愛感情がなくても彼氏は作れる

最後に伝えておきたい、大事なことがあります。あのですね、実は「彼氏が欲しい」って気持ちと「好きな人が欲しい」って気持ちを、無理に結びつける必要はないんですよ。

要は恋する相手しか彼氏(=パートナー)にしてはいけない、なんていう決まりはないんですから。

どういうことなのか、ちょっと詳しくみていきましょうか。

「パートナー関係に恋愛感情は必須」はウソ!

まず生活を共にするパートナーに対しての好意が、必ずしも「恋愛感情」じゃなきゃダメってことはないんです。

先ほど述べました通り、そもそも生まれつき「恋愛感情」を持たない人だっているんですから。

それが「恋」であるか、はたまた「親愛」であるか、「友愛」であるか。それはさして問題じゃないんですよ。

長く付き合っていく上で大事なのは、燃え上がるような感情じゃなくて、固く長く続く結びつきの方。気持ちの形にこだわる必要は、必ずしもないんじゃないでしょうか。

恋をしていなくても、愛は生まれる! 一度付き合ってみるのもアリ

ぼく(パンセクシュアルです)は今の夫に対して、付き合った当初はそこまではっきりと恋愛感情を抱いていたわけじゃありませんでした。

夫にアプローチされて、まあ好みの範囲だから付き合ってみようかな〜みたいな、そんな軽い気持ちでお付き合いがスタート。

そういう始まりだったけれど、今ぼくは、夫をとても大切に思っています。

そのためぼく個人としては、最初の気持ちが強くなくても、いったん交際をスタートしてみるのもアリなんじゃないですかね。付き合う中で育まれていく愛情というのも、たしかに存在するので。

周囲に流されているだけじゃない? 本当に「彼氏が欲しい」の?

これはアラサー世代のぼくの周囲でもよくあるんですが、「彼氏が欲しい」の感情を突き詰めていくと「社会の常識や圧力に流されているだけだった」ってことも。

「いい年なんだからそろそろ身を固めないと」みたいな風潮、未だ根強いですよね。結婚してないと一人前じゃないとか、女性の場合は「行き遅れ」なんて最低な形容詞をぶつけられることもあるでしょう。

それに息苦しさを覚えて、「好きな人を見つけなければ」「彼氏を作らなければ」と思い込んでしまっている、なんてことはないですか?

もしかしたらあなたは、特にパートナーを必要としない人かもしれませんよ。

この先の人生を誰かと生きたいと思っているのか、それとも1人で楽しみたいのか、はたまた友人たちと謳歌するのか。自分の心と今一度向き合ってみてもいいのかも。

好きじゃない人と付き合うとどうなる?付き合ってから好きになる・ならないの違いとは

恋愛の形は人それぞれ。好きじゃない人から告白された時、「この先好きになるかも」という理由でOKする人も意外に多いんです。 でも、好きになる前に付き合うって実際どうなのか気になりますよね。 今回は好きじ …

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好きな人は作るものじゃない! そのときが来るのを待つ姿勢も大切

好きな人の作り方、と書きましたけど、結局は好きな人って「作るもの」じゃないんですよね。

恋はするものじゃなくて、気づいたら落ちてるもの。出会いの場に顔を出して、積極的に新しい人と知り合う努力はもちろん大切ですが、恋は無理をしてするものではありません。

最終的には、そのときを待つしかないんです。ピンと来る人は、必ずあなたの前に現れますよ。

行動を起こしながら、一方で気長に「出会い」を待つことも大事です。素敵な彼氏ができるよう、応援しています!

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