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日常生活で出会いがない?合コンに頼る前に出会いを得る方法

chikaze

92’/ノンバイナリーのフリーライター/修士(学術)/社会心理学専攻、主にジェンダー論。純文学、’70s少女漫画、映画、古着が好き。街コンで出会った夫ともうすぐ結婚2周年。noteでエッセイと小説を書いています。

大学生や新社会人の方の中には、今まで恋愛する機会に恵まれなかった方も少なくないですよね。出会いといえば合コンだ!と思いがちですが、その前にちょっと立ち止まって考えてみませんか?

合コンってお手軽のようにみえて、実はデメリットも多いのです。それに、できれば日常生活の中で自然に交際に発展するような恋愛の形に憧れる方も、きっと多いはず。

そこで今回は、合コンに行く前にぜひやっていただきたい「日常生活の中で良い出会いを引き寄せるための必勝法」を、恋愛初心者さん向けにご紹介!

合コンのデメリットとは?

最初から相手を恋愛対象か否かジャッジできる場ともいえる合コンは、出会いの場としてはたしかに手っ取り早く見えるかもしれません。しかし、実はめんどうなこともたくさんあるのです。

そのため、まずは合コンにおけるデメリットを挙げてみました。

好みの人がいない場合、お金と時間の無駄になる!

気合を入れて服を選び、メイクをして臨んでも、いざその場に行ったら好みの人がゼロで愕然…という経験は、きっと誰にでもあるのではないのでしょうか。

そうなんです、当たり前なのですが、合コンって必ずしも自分のタイプの人が来てくれるとは限らないのです。美形だとかイケメンだとか美人だとかかわいいだとかそういう世間一般の美の基準ではなく、「自分の好みのタイプ」というものは誰しもが持っている枠組みですよね。

そのため、その枠組みに当てはまる人がいなかったときは、どうしても「お金と時間を無駄にしてしまった…」と落胆しちゃいます。

とにかく効率が悪い!

仮に「いいな」と惹かれる人がいたとしても、当然ながら恋愛に発展するとは限りません。お付き合いに至らなくても、そこで出会った人を通じてまた合コンを開いてもらって、でもそこでもピンとくる人に出会えずまた新たな合コンをお願いし…なんて繰り返したって、いついい人と出会えるかなんてわからないですよね。

まず人数を集めたり日付や場所を決めたりなど、セッティングだけで時間も労力もかかります。費やすエネルギーと得られる成果が、あまりにも釣り合わないのが合コンなのです。それって、とっても効率が悪いと思いませんか?

気になる人が友達と被った場合、めちゃくちゃ気まずい!

いちばん最悪なパターンが、この「気になる人被り」です。合コンの途中って、仲間内だけでコソコソ「誰がいい?」なんてやりとりをするのも楽しいですよね。

ですがそこで狙いを定めた人が友人と被ってしまうと、もうそれだけで一気に地獄です。そこでの振る舞いや言動で、下手したら大切な友情を失う危険性も。この「被り」こそ、合コンにおける最大のリスクともいえます。

知らない人と話さなきゃいけないので疲れる!

初対面の人たちと数時間(場合によっては朝までの長時間)会話をしなければいけないというのは、精神的疲労が大きいもの。帰ってきてぐったり、翌日は何もできない…という人も多いのではないでしょうか。

出会いの場ですし、「よく見られたい」という気持ちが働いてしまうのは人間の心理として当然のこと。完全に素でいることが難しい状況ですし、気も使うので、非常に疲れる場ですよね。

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普段の生活で良い出会いを引き寄せる必勝法【初心者向け】

合コンにおけるデメリットの具体例をここまで挙げてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。こちらを踏まえると、合コンに行く前にまずは日常生活で恋愛に発展するチャンスはないものかと考えたくなってきますよね。

そこでいよいよ本題に入りたいと思います。恋愛初心者さん向けに、普段の生活から良い出会いを引き寄せるための必勝法をご紹介!ぜひこちらを参考に、日常生活で素敵な恋愛ができないか一度考えてみてくださいね…!

見た目の清潔感に気を配る!

「人は見た目が9割」とも言われていますが、これって実は「美形か否か」とかの話ではないのです。容姿が整っていることよりも、単純に最低限の清潔感を保てているかどうかの方がよっぽど大事。だってどんなに美しい人でも、小汚かったらそれだけで論外ですよね。

普段から気をつけるべきポイントは、まずは肌です。素肌のお手入れは清潔感に直結します。毎朝毎晩の保湿は怠らず、肌荒れをしたらきちんと皮膚科に行って薬を処方してもらいましょう。

次に気を配るべきは、なんといっても洋服。特にこれからの季節は、ニットなど毛玉のできやすいアイテムの出番も多くなります。着用の前に隅々までチェックし、毛玉を取る機械を定期的にかけましょう。白いシャツの黄ばみや、裾のヨレにも気をつけて。

髪や髭なども、同様に丁寧にケアをしてください。特に男性はここまで言ってもなんのプライドなんだか知りませんが「美容なんて女のやること」と頑なに譲らない人もいますが、やるとやらないじゃ大違いです。出会いが欲しいなら、見た目に手を抜いてはいけません。

「アリかナシか」を初対面で判断しない!

無意識にやってしまいがちなのが、出会った人に対して「この人は恋愛的にアリだな/ナシだな」というジャッジです。気持ちはとってもわかります。わかるのですが、結果としてこれってものすごく損。

人って案外わからないもので、意外な一面を見ると一瞬で印象が変わってしまうことも少なくありません。最初からシャットダウンして「意外な一面」を見ようともしないのは、とってももったいないですよ。もしかしたらあなたにぴったりのお相手になり得るかもしれないのに、ハナからその可能性を潰してしまうのは自ら出会いを遠ざけることと同じです。

ただ、「こいつなんかやばそうだな」というマイナスな直感は信じた方がいいです。そういう悪い予感って、皮肉にも当たることが多いので。

好意を持ってくれている人からのお誘いは一度だけ乗ってみる!

自分に好意を持ってくれている人からのデートのお誘いって、興味がないと乗り気になれないですよね。でもすぐに断ってしまうのではなく、「生理的に無理!」「大っ嫌い!」という感情を抱いていないのであれば、まずはお友達としてお茶くらいは一度行ってみてもいいかもしれません。

みんなといるときとは違い、一対一で話してみると意外な発見もありますし印象が変わることだってあります。それまで恋愛対象ではなかった人でも、その一度のデートをきっかけに一気に「気になる人」に昇格するかもしれませんよ。

それに、自分を好いてくれる人との恋愛は安心感があって楽です。いつでも気持ちに余裕が持てるし、自分の自信にも繋がります。

タイプの人には種を蒔こう!

はっきり「好き」とまでは言い切れないけど、なんとなく「いいなあ」「気になるなあ」という感覚の人に対しては、明確なアプローチはちょっとしにくいですよね。

そんな場合は、「種」を蒔きましょう。その人の持ち物や仕草など、本当にちょっとしたことを「すてきですね」と褒める癖をつけてください。このとき、あくまでしつこくない程度に留めておくことがポイント。

毎日ではなく3日に1度、週に1度など頻度に気をつけましょう。あまりやりすぎると「逐一チェックしてきて気持ち悪いな」とマイナスイメージを持たれてしまいかねないので、ほどほどにしておくのがコツです。相手の反応を窺いつつ、徐々に頻度を上げていくのがいいかもしれません。

「あれ、この人自分に気があるのかな?」と相手をドギマギさせることができたらこっちのもの。ぜひ応用して欲しいテクニックです。

人の悪口は言わない!

これは人としてのモラルの話ですが、他人の悪口だけはくれぐれも口に出さないように気をつけてください。積極的に話すのは当然アウトですが、誰かの悪口大会が開催されてしまったときに乗っかってしまうのもNGです。

嫌な人や苦手な人がいるのは、もう当たり前のこと。ですが、悪口や陰口をいう人って、どうしても信用されなくなってしまいます。回り回ってあなた自身の評判を落としてしまうことも。

もしどうしても愚痴をこぼしたくなってしまったときは、本人の耳に絶対に入らない場所で言いましょう。例えば会社の同僚の話であれば学生時代の友人に、大学の友達の話であればバイト先の子に…など組織の外で吐き出すことが大切です。もちろん、こぼす相手は信頼できる人を選んでくださいね。

これだけはやめて!即恋愛対象外決定のNG行為

ここまで普段の生活における出会いを引き寄せる必勝法をご紹介して参りましたが、いかがでしたでしょうか。案外特別なことは何もなく、「人として当たり前のこと」ばかりだったのでほっとしている方も多いのではと思います。

今度は逆に、ついついやってしまいがちなNG行為について具体例をご提示していこうと思います。当てはまるところがないか、注意しながら読み進めてみてください…!

しつこいLINEは避けよう!

気のある人に対して、用事もないのにしつこくLINEを送り続けていませんか? 好きでもない相手との雑談LINEって、ただただしんどくて負担なだけ。相手の気持ちにある程度自信がない限り、雑談LINEは控えた方が無難かもしれません。

特にやめていただきたいのが、毎日来る「おはよう」「おやすみ」などの挨拶メッセージです。まだ付き合ってすらいないのに恋人気取り?と思われてしまうだけですし、告白されているわけでもないのではっきりNOとも言いにくいですし、重たい印象を与えかねません。

元々が連絡無精な人だと、余計にマイナスイメージを抱かせてしまいますよ。返事が遅かったり乗り気じゃない様子であればそれはもう脈ナシなので、すっぱり諦めてください。

SNSで毎回コメント!ストーカーなの?

意中の相手のSNSを常にチェックし、すべての投稿にリプやコメントを付けたりなどしていませんよね? それってものすごくうざったいですし、ストーカーチックで怖いので、今すぐやめましょう。

SNSはあなただけではなく、他の人も見る公共の場です。そんな誰にでも見える場所で付きまといのようなアプローチのされ方をすると、他の人からの目も気になってしまいますし、変な噂を立てられてしまいかねません。迷惑でしかないのです。

友人たちに根回し!外堀を埋めるのはやめて

相手を好きになりすぎるあまり、周囲の友人に協力をお願いする人ってよくいますよね。これって、場合によっては不愉快な思いをさせてしまうこともあるので、あまりオススメできません。

周囲の人が協力体制に入ってしまうことによって、相手の断る隙を奪うことになるのです。ちょっとでも嫌なそぶりを見せようものなら「あんなにいい人なのになんで?」と周りの人に詰め寄られてしまい、プレッシャーになってしまうことも。

あなたが相手にアプローチする自由があるのと同じように、相手にだって拒否権は当然あるのです。周囲に無理矢理くっつけようとされると、その拒否権すら奪われた気持ちになってしまいます。たとえあなたのことを最初は好意的に見てくれていたとしても、外堀を埋められてしまった途端その気が萎えてしまうので、くれぐれも注意してくださいね。

下ネタいじりはおもしろくない!脈ナシどころか人としてナシ

このご時世にまだ存在している一部の人の「痛い」アプローチの中に、「いじり」というものがあります。「いじる」ことによって「コミュニケーションを取れている」となぜか勘違いする人が未だ一定数いること自体不思議なのですが、今回はその中でももっとも不快な「下ネタいじり」に焦点を当ててみようと思います。

まず、わたしがやられていちばん気分が悪かったのが、「胸のサイズいじり」です。これって、女性の大半は経験したことがあるかもしれません。カップ数をしつこく尋ねてきたり、「貧乳」「ブラ必要ないだろ」とみんなの前で笑われたりするのって、何もおもしろくないですしシンプルに殺意しか湧きません。「女の子と下ネタ言い合える俺」「女の子に慣れてる俺」に酔ってるんだかなんだかしりませんが、あなたがやっていることは単なる「セクハラ」であり「嫌がらせ」です。気色が悪いだけなので、今後一切やめてくださいね。

また、セクハラというと男性から女性へのものが目立ちますが、男性へのセクハラも存在します。よく見かけるのが性的経験の少なさをからかうもの、いわゆる「童貞いじり」ですよね。これをやる人は、性別問わず最低の極みです。人のプライベートな部分にズカズカと踏み入ってネタにするその神経が信じられませんし、人間性を疑います。見ていてもいい気分がしないので、絶対にやめましょう。

二股や不倫歴を武勇伝のように語らないで!

二股や浮気、不倫など、過去の恋愛における失態をまるで武勇伝のように自慢げに語る人がいますが、あれはなんなんですかね? 性に奔放な自分をかっこいいとか、モテる証拠だとかとでも思っているんですかね?

過去の過ちはもう仕方がないです。それぞれ事情もあっただろうし、生きていたらいろんなことがあるのは当たり前。特に若い頃は、誰しも多かれ少なかれ感情の制御ができずに突っ走って痛い思いをしたことがあると思います。

ですが、過ちを通して成長できているかいないかが、その後の分かれ道です。失態を「失態」と認識もせず勘違いしている様は、見ていて痛々しいですし、心の底からドン引きです。

ある意味いちばん難しい?!日常生活から発展する恋愛の醍醐味とは?

恋愛初心者さん向けに、合コンのデメリットや日常生活で良い出会いを引き寄せる必勝法、NG行為まで語ってきましたが、いかがでしたでしょうか。

出会いの場ではない日常から恋愛が芽生えることは多々あれど、成就するのはやはりある意味いちばん難しいのかもしれません。恋愛モードではないところから交際に持っていくのって、なかなか簡単にはいかないです。

けれども、人間関係がしっかりとできた上での恋愛は、相手との親密度や信頼感が強いので長続きしそうですよね。なによりとってもロマンチックです。今恋人が欲しいと思っている恋愛初心者さんには、焦って合コンに繰り出す前に、まずは日常生活から恋の芽生えを探してみて欲しいです。いい恋ができるといいですね、応援しています!

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