合コン

合コンとはどんなもの?良い出会いに巡り会えた?みんなの合コン体験談

chikaze

92’/ノンバイナリーのフリーライター/修士(学術)/社会心理学専攻、主にジェンダー論。純文学、’70s少女漫画、映画、古着が好き。街コンで出会った夫ともうすぐ結婚2周年。noteでエッセイと小説を書いています。

だれもが一度は参加した経験のある合コン。筆者であるぼくも、特に学生時代は呼ばれる機会が多かったです。

合コンって基本的に友だちのツテですし、良い出会いに恵まれる可能性の高い場所ですよね。

そこで今回は、合コン初心者の方に向けて合コンのイロハを徹底解説!合コンのそもそもの意味や歴史、合コンで良い出会いに巡り合うためのコツを伝授していきたいと思います。

最後にぼくの周囲から聞いた合コン体験談も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてみてください……!

合コンとは?合コンの名前の由来から歴史まで

まずは「合コン」とは何か、というところからおさらいしてまいりましょう。

そもそも「合コン」の語源って?名前の由来は?いつから「合コン」が定着したの?などなど、意外とみんなが知らない情報を詰め込んでみました。

合コン=「合同」+「コンパ」

合コンという言葉は、「合同」と「コンパ」という言葉の組み合わせでできたもののようです。

「合同」とはつまり、2つのグループが同じ場に集まって飲み会をすること。そして「コンパ」は、どうやら英語のCompanyが由来らしいですね。

Companyは通常「会社」と訳されることの多い単語ですが、「交際」「付き合い」等の意味もあります。ここから、交流の場である飲み会のことを「コンパ」と呼ぶ風潮ができた模様。……

でもアラサーである筆者は、「コンパ」という言葉自体は耳慣れないです。もしかしたら「合コン」という言葉ができる以前に、若者の間で流行していた言葉なのかもしれません。

合コンは男女で分かれてしまう風潮をなくすために始まった?!

合コンという文化が発生したのは、だいたい1970年ごろのよう。

このころから女性の大学進学率が高まってきたのですが、当時はどうしても男女できっぱりとグループが分かれてしまう傾向があったみたい。

現代の学生さんたちには想像がつきにくいかもしれませんね……ぼくも正直、大学生で「男性」「女性」でキレイにグループが分かれるという状況にピンと来ないです。

中学・高校時代と異なり、思春期を抜けた大学時代って、性別関係なく友だちになっていた思い出があります。

このような状況を打破すべく開催されたのが、「合コン」だったみたい。

つまり当初から「男性グループ」と「女性グループ」の交流の場として発生したものではあったけれど、今のように出会い目的ではなかったようです。

つまりは性別関係なく繋がりを作るための交流の場だったのでしょう。転じてそれが恋人作りの場になった、という流れなんですかね。

合コンの主な目的

合コンという言葉の語源をさらったところで、現代の合コン開催における主な目的を確認してみましょう。

恋人作り

主目的はなんといってもこれ!現代では「合コン=恋人探しの場」であることは間違いありません。それがメインですもんね。

もちろんその場で恋人候補を作るだけでなく、そこで仲良くなった人にまた新たな出会いの場をセッティングしてもらい次に繋げる……という活用の仕方もあったりします。

いずれにせよ、恋人作りのために開催されていることは確かと言えましょう。

人脈作り

恋人作りはもちろんのこと、そこで知り合った人から新しいお仕事に繋がった、みたいな話は、特にフリーランス界隈なんかではよく聞きます。

ぼくみたいなライターの場合、相手グループにメディアの編集部の人とかがいたら絶対話聞きますもん。恋人作りそっちのけで隣を確保し、名刺をいただくと思います。

友だち作り

また、合コンが思わぬ気の合う友だちとの出会いに繋がる、というケースも。たとえば自分たち側のグループにも、幹事の知人ってだけで自分にとっては初対面の人もいる場合ありますよね。

その人と意外にも意気投合したりして、恋人探しそっちのけで盛り上がってしまう、なんてこともよくあります。

合コンで良い出会いに巡り合うコツとは?

合コン開催の主な目的、みんなが合コンに求めているものをおさらいしたところで、本題に入っていきましょう。

合コン初心者の方へ向けて、合コンでの振る舞い方や良い出会いに繋げるコツをご紹介!せっかくのチャンスなんですから、活かさなければ損ですよ!

身だしなみに気を配ろう

恋人探しにきているのですから当たり前っちゃ当たり前なんですが、身だしなみには気を配りましょう。いえ、なにも「モテ服」みたいなのを着ろとかいってるんじゃないんです。

たとえば女性だったら、女性向けの「合コン必勝法」みたいなタイトルの記事に載ってるような清楚系の服を選ぶ必要なんかこれっぽっちもありません。

そういうありきたりで無難な服を無理に着たとて、着慣れてないんだから似合うはずないですし。普段通り+αくらいのオシャレで大丈夫。

身だしなみというのはそういうことじゃなくって、もう最低限の清潔感です。鼻毛が出てないか、爪が汚れていないか、口臭は大丈夫か、シワだらけの服を選んでいないか。

そういう人を不快にさせない清潔感さえクリアできてればあとは大丈夫。好きな洋服を着て、思う存分楽しみながら挑みましょう。

話す:聞くの割合は2:8くらいで

合コンでは、話す・聞くの割合には神経質なほど気をつけましょう。2:8くらいの心持ちでいるのがちょうどいいです。

聞き役っていっても、ただニコニコ頷いてるだけじゃもちろんダメ。相手の話の要所要所で適切な相槌を打ち、掘り下げ、広げる心づもりでいてください。

自分のことを知ってほしい気持ちも大切ですが、「あなたのことを知りたい」気持ちを強調するほうが相手に好印象を与えられるんです。

そして上手に話を聞ける人ほど、話すのもまた上手。話題の中心になろうとしすぎず、場を独占せず、かといって控え目になりすぎず、全体のバランスを見ることができている人こそ合コンでの勝者といえましょう。

盛り上げ役に徹しすぎない

全体を見渡すといっても、盛り上げ役に徹してしまうのはNG。場のピエロにだけはなっちゃいけません。

これ、普段そういう立ち位置にいる人ほど気をつけてくださいね。合コンで道化になっていいことなんか一個もないですし、損をするだけなので……。

場の雰囲気がうまく盛り上がらなくても、それはあなたの責任ではない、ということを念頭に入れておいて。

「どうしよう、なんとか盛り上げないと」と焦ってしまう優しい人ほど、空回りしてしまいがち。それで全体がなんとか良い雰囲気になったとしても、みんなにとってのあなたの印象は「いい人」にしかならないですよ。

気力も体力もいちばん使ったわりにそんな評価って、悲しすぎません?

気遣いを忘れない

たとえば自分が店員呼び出しボタンの近くに座っているのなら、みんなの求めるタイミングで押す。自分のそばにサラダの大皿が来たのなら、みんなのぶんを取り分ける。みんなのグラスの具合をチェックする。

こういった役割は旧来なら「女性」のものとされがちでしたが、そんな前時代的な価値観はもう通用しません。

いいですか、性別関係なく気を配るのは当たり前。配膳は女性の仕事じゃないですし、サラダを率先して取り分ける女の子は「女子力高い」なんて価値観、いまだに持ってたら脳みそ古すぎます。

その場のみんなが気持ちよく過ごせるよう、意識してみてください。そうすれば自ずとみんなから好印象を持ってもらえるでしょう。

仲間同士で作戦会議!トイレや廊下、もしくはLINEで

合コンは団体戦でもあります。身内グループとの結託は必須で、慎重に、かつ断固として協力していく必要があります。

トイレでの作戦会議もいいですが、長時間戻ってこないのは相手側に不審に思われる可能性も否めません。そこでぼくがお勧めしたいのは、LINEでの作戦会議。

合コン中はテーブルの下でスマホをいじり、適宜グループLINEでのやり取りをし、お互いの意中の人を確認し合いましょう。

被ってしまったときはその対策も話し合っておいた方が、のちのちトラブルにも発展しにくいですよ。仲間内で揉めるの、嫌ですもんね。

お互いの狙ってる人を把握できていれば、協力もし合えます。みんなにとってメリットしかないため、作戦会議は必ず現地でも決行してください。

みんなの合コン体験談!参考にして素敵な出会いをGETしよう

最後にぼく自身の合コン体験談や、ぼくの身の回りの人たちの合コン体験談をご紹介。

これらのリアルなエピソードを、ぜひあなたの合コンスキルを育てる栄養剤として活用してください!いいところは盗み、悪いところは気をつけて。

……いいですか、それでは行きましょう!

自分以外の全員が酔い潰れ、ただの介抱役に

大学時代に参加した合コンで、ぼく以外の全員が潰れるという大惨事に見舞われたことがあります。

全部でたしか6名だったかな、当然終電は逃すし理性のあるのが自分だけなので、一晩中大変な思いをした記憶があります。

具体的にお話しすると、まず1軒目でぼくが早々につぶれたんです。でもそのおかげで2軒目以降、ぼくだけ回復したんですね。

しかし合コン自体の本番って、なんか2軒目からのときあるじゃないですか。その2軒目で緊張がほぐれたのもあり、みんなどんどんペースが早くなっちゃって。

気がついたらカラオケでみんな屍となっており、ぼくはトイレに立て篭もるひとりの友だちの背中を永遠にさすっていました。もう無の境地ですね。

ちなみに言うまでもなく、1組としてカップル成立ならずでした。

合コンの場そのものを楽しむのはもちろん大いにけっこうですし大事なことでもありますが、お酒に飲まれては肝心な目的が果たせなくなるので気をつけましょう。

相手グループの1人をいじりまくり、気まずい雰囲気に

これはぼくの友だちの話なんですが、参加者の1人にいわゆる「自称サバサバ系女子」がいたらしいんですね。

歯に衣着せぬ自分こそサバサバしててかっこいい、そこらの女性とは違うのよ!みたいな、ああいうノリです。ただデリカシーがないだけなんですけどね、気付いてないんでしょう。

その自称サバサバ系女子が、なんと相手グループの1人を容赦なくみんなの前でいじってしまったらしく、大層気まずい雰囲気になってしまったんだとか。

相手の方も場の空気を壊せないから終始苦笑いだったそうで、みんながやんわり諌めても気付いてくれなかったようです。

どうやらその自称サバサバ系女子は、その方をお気に召していたよう。そうだとしたらなおさら、距離の詰め方を間違えすぎですよね。

いじりをコミュニケーションとする文化って、もう古いです。

別にいじらなくたってコミュニケーションは取れますし、なぜわざわざ相手が不快になる可能性のある方法で親睦を深めようとするのか謎すぎません?!

いじりの必要性が、集団においても個人対個人においても、まったくわからないって言うのがぼくの意見です。

男女の合コンでお会計トラブル発生

これも友人の話です。そのときは男女の合コンだったようで、お会計の段になると男性幹事が「ここはいいよ!」といって気前よく男性のみの支払いで済ませたそう。

友人は男性なのですが、彼自身は「たしかに相手グループと比べて明らかに自分たちの方がたくさん飲んだし食べたし、まあ妥当だろう」と納得していたらしいんですね。

でも、帰りの男性のみのグループLINEを開くと、女性グループへの会計時の態度に不満が噴出していたみたい。

「財布も出さずになんなんだあいつら」「図々しい」などの罵詈雑言に、彼は疲弊したと言っていました……。

最終的に「PayPayで3割ほど女性グループに請求しよう」という流れになってしまったらしく、彼が必死で止めたそうです。

奢り問題はたしかに難しいところではありますが、収入が上回っているグループ、もしくは多く飲み食いしたグループの方に負担してもらいたいですよね。

それに自分から「払う」と言っておいて後から請求するって、ダサいにもほどがあります。そういう発言するんだったら、最初から奢ろうとしなくていいよ!!

合コンは浮かれすぎずはしゃぎすぎず、いつもの自分で楽しもう!

恋人作りが目的の合コン、ついつい力みすぎてしまって失敗してしまいがちです。そうならないためにも、浮かれすぎないことを肝に銘じておきましょう。

とにかくはしゃぎすぎず、いつものあなたで臨んでください。それさえ心がけておけば、絶対に大丈夫。あなたにとっての合コンが素敵な出会いの場となることを祈っています!!

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